夢の世界へ

□2 ドアノブ
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落ちてる
落ちてる

こんな体験は始めてだ

このまま落ちたら………
私、死んだな


べちゃっ


『Σ…っ……え、私、生きてる?ていうか、この白いのなに?』

「やあ。そこのお嬢さん」

『貴方は?』

「豆腐渡しです」




そのあとに「久々知兵助」と名乗った。最初から言えっての

それにしても美形だな
睫毛とか長っ!


少し冷静が戻った私は自分を助けてもらったのはなんなのか、下をよーく見てみると




『豆腐!?』

「たうふだが?」

『どっちも一緒よ!』

「ん?まあー、そうなるのか?」

『なんでも、いいよ』

「どこへ行くのですか?」

『え?』




私が……
クッションのような豆腐?
豆腐のようなクッション?
から降りて、ウサギさんを追いかけようとしたら、呼び止められた




「白ウサギを追いかけるのか?」

『ええ』

「なら、これをもっていくといいでしょう」

『へ?なにこれ、醤油?』

「はぁい。これからの貴女に、きっと必要となるものだと思います☆」




すると豆腐渡しは姿を消した
一体あいつは何なんだ?

それより私は先を急ごう




「この前なー、」

『もし、そこの緑の小人さん』

「なんだ?」

『白いウサギを見かけませんでしたか?』

「それなら、この扉に入っていった」

「べ、別にお前の為に教えたわけじゃないからな!」




まあ。奥から三人の小人さん達がやってきてはないでしょうか!可愛い!




『緑の小人さん、青の小人さん、黄色の小人さん、白の小人さん』

「緑じゃない!三郎次だ」

「僕だって青じゃなくって左近だ!」

「俺は黄色じゃなく久作」

「僕は四郎兵衛です」




あ、名前があったんだ
洋服の色で区別したゃったんだよね




『それでは、ここを通してくれる?』

「「「「…………」」」」

『あれれ?』

「「「ツーーーーン」」」

「ぽけ〜」

『無視と反応無しですか』

「「「「…………」」」」

『ふぉーい』

「カギ…」

『え?なにか言った?白の小人さんー…じゃなくて四郎兵衛くん?』

「あの、上にあるカギがないと入れない」

『あんな高いところに……』




四郎兵衛くんが指差す方向にはガラスで出来たテーブルがあって、そこにカギが乗っていた
いや、テーブルて言っても私の何十倍の大きさなんだよね




『えぇーどうしよ』

「これでも食べたらいいですよ」

『それは?』

「「「「たうふ」」」」

『え』

「まあ、食えよ」




恐る恐る口に運ぶ
毒とかないよ、ね?

パクリ
あら、おいしい





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