バクマン(長編Tサイドストーリー)
□僕がアシスタントをやめたワケ
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*あとがき*
というわけで、下山くん物語は終了です。
サイコーは、はじめてアシスタントといっしょに仕事を始めたとき、雰囲気のこととか色々気を使っていましたが、エイジにはそんな気遣いは皆無だと思うので、あわない人とはとことん合わないでしょう。
なにせ自分のとこのアシスタントの目の前で、「ええ〜っ、亜城木先生はそんなことしないで漫画描いてほしいです」とか言っちゃう子ですから。
それに当初は背景まで全部自分で描いてしまい、中井さんにすらベタやらトーンやらしかやらせていなかったようなので、コミュニケーションらしいコミュニケーションはなかったのでしょう。中井さんがベテランアシってことも知らなかったということなので。
福田くんと仕事したことによって、ずいぶんいい方向に変わったみたいですが、福田くんとの経験がなければ、悪くすれば独りよがりなスパイラルに陥ってしまっていたかもしれません。
福田くんにはホント感謝ですよね。