DREAM

□眼鏡
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「今日はやることがなくて暇だなぁ」

一人部屋で呟いた。

「ゲームは全部クリアしちゃったし、本を読む気分でもないし… あ。そういえばクルークに本借りっぱなしだった。」

自らの視線を本棚にうつす。 そこにはクルークから借りた本が3〜4冊おいてある
一応全部読み終わって、返せる状態だったが、返しにいくのがめんどくさかった。

「することないし、返しにいくか」
本を持って、家を出た。

「こんにちは〜♪ クルークいる?」
いつものようにノックなんかしないで、なんの躊躇もなく扉を開ける。
「ナマエ… 扉をノックすることぐらい覚えなよ。」
あきれた顔をしながら、こちらを見るクルーク。
「扉に鍵もかけずいる君も悪いんじゃない? あと、クルークだし別にいっかとw」

「来るなり失礼だなっ君は。 ところで何か用?」
「見てわからない?読み終わった本を返しにきたんだよ。あと遊びに」
ホイとクルークに借りてた本たちをありがとううと言いながら渡す。
どういたしましてといいながら、受け取ってくれた。

「どうせって・・・ 確かに暇だけど、何するの?」
「さぁ?」
「さぁ? って考えてないのかよっ!」
「んー・・・そうだ!」ガッ
私は何の予告もなしに、クルークの眼鏡を奪い取る。
「ちょっ!? ナマエ!!」

「前から気になってたんだよねvvクルークの眼鏡www うえ 度強い… 頭グワングワンする・・・」
思った以上のどの強さに、ふらふらする。
「おい、ナマエ!! 眼鏡返せよ!」
「ヤーダーwってあり?」
今クルークの声がだいぶ後ろから聞こえたような…

「だいたい、暇だからって、何で僕の元にくるのさ!」
クルークはそう言った。 誰もいないソファーに向かって。
「ねえ。私そこにいないよ」
「え…どこ? とゆうより、眼鏡返してくれたほうが早いよっ」
眼鏡ないと見えないんだよ!! といすにつかみかかってる。
「あれ?ナマエ硬くなった?」
「君も私と同じくらいに失礼じゃないか。それはいすだよ。馬鹿www」「なんだとっ」
「そこまで目が悪いとは思わなかったw 今最高に面白い状況だし、写メって皆に晒してよい?」
「そんなのダメに決まってるだろ!」
「え〜 つまんない〜」 そう言いつつ写メをとる カシャッ
「ねえ。今カシャッて音したよね。 写メの音したよね!!…たっくナマエは…」


ピンポイントでこちらに振り向いた。でも目線は変なとこみてるけど。

眼鏡つけてないと、意外とかわいいなー 不覚にもドキッとしてしまった。

「いいかげん、もう気が済んだだろ?」
「あと二分だけ」 「なんでさ?」
「眼鏡つけてないクルークって意外とかわいいから、もうちょっと眺めてたいなーて。 眼鏡かけてないクルークも大好きだなぁ。」

「!?///」
あ 顔を真っ赤にしちゃった。 うん。やっぱりかわいい。男だからかっこいいと言うべきだけど、かっこいいという要素がひとつも見つからない・・・ ヘタれだからかな?

真っ赤な顔のまま
「みたいなら、いつでも好きなときに見せてあげるよ。」 クルークにキュンとするなんて・・・ 不覚///
「本当に? 嬉しいから、今日はこれで勘弁してあげる♪」 眼鏡を返してあげて、つけたのを確認し えへへと笑ったら、笑い返してくれた。

「ナマエのほうが馬鹿じゃないのか?」
「じゃあ、お互い様ってことでw」 あはは

次のから、場所など関係なく、眼鏡を奪い取るようになったのは、言うまでもない。

「やっぱりあんなこと言うんじゃなかった…っ」 とクルークは後悔したそうなw

ーENDー

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