DREAM

□さぁ、どっち!
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どうしよう。 この状況…

「だいたい君はいつも偉そうなんだよ!
その体は僕のものなんだから、僕のほうが偉いんだぞ!」

「貴様のようなヘタれに従うつもりなどさらさらない。
私は自分の体がないゆえ、仕方なく貴様の体を使ってるだけだ。」

「はぁっ!?なんだよその言い方!
僕がせっかく体を貸してあげてやってるのに
仕方なくってなんだよ!!」

「フン 私は事実を言っただけだ。
この体が貴様のものであろうと貴様は全てにおいて、私より劣っている。
そんなやつに従うなどありえない。」

「なんだとっ!!」

「まっ、まあまあ… 二人とも落ち着i…」

「ナマエはだまっててよ!」
「ナマエはだまってろ!」

「…すみません」

今のこの状況を作り出したのは、
甘党のあやしい… げふんげふん。もといレムレスだ。

なんか魔術でとある薬を作り出したらしく、
その実験台にクルークが選ばれたという。
私はたまたまクルークの家で暇をつぶしていたため、
このカオスな状況から抜けられなくなっていた。

レムレスの作った薬…
それは、クルークとあやの魂を一時的に分離する薬。
強力な薬だから効力は半日らしい。

これを機会だと思ったのか、
クルークが日頃からあやにためていた不満を言い出したのだ。
あやもそれを受け流せばよかったのに、挑発的なことばっかり言ったせいで
口喧嘩が勃発してしまった。

一番大人のレムレスが止めるべきなのに、

「これからケーキバイキングなんだ♪」
(さわやかな笑顔で)

…逃げやがった。 あの糖尿病めっ

=この状況を緩和させるには 私が止めに
入らないといけないという…
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