DREAM
□数学
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「うう…頭が痛い… 頭が爆発しそうだお」
「もう。なにいってるの?ナマエ。
まだ二時間も経っていないよ。」
「でーもー…」
私はりんごちゃんの家にいる。
もうすぐ期末ということもあり、勉強を教えてもらっていたのだった。
りんごちゃんは理数系だし、私の苦手な数学を教えてもらっていたのだが
嫌いなものは嫌いらしい。どんなにりんごちゃんが丁寧に教えてくれても、脳がその知識を拒絶する。
いや…多分数学が私を拒絶しているのだろう。
「もう私、ダメー…
きっと前世で数学に嫌われるようなことしたんだよ… あう〜」
だだをこねる子供のように私は机にうつぶせになる。
「もう。 そんな屁理屈言ってても頭は良くならないよ。ナマエ。
そういってる暇があるんだったら、勉強しなさい」
べしっ
「いでっ」
はあーというため息とともにりんごちゃんは、私の頭にチョップをした。
「うう〜 二次方程式…不等式…計算…サイン…コサイン…タンジェント…うふふふふ」
「…いい加減帰ってきなよ。
現実逃避したってなにも変わらないよ。時間が過ぎるだけだよ。」
「現実逃避いいじゃないか♪ 数学なんかー嫌いなんだよ♪」
「なんでモザイクロ●ル?てか、ナマエの場合は数学じゃなくて勉強自体嫌いでしょ?」
「そうだよっ よくわかったね!りんごちゃん!君はすごいお!」
「テンションおかしいって。ナマエ。なにドヤ顔しながらピースしてるの…
かっこよくともなんともないよ。」
「てへぺろ」
「…」
「ぶーん ぶんしゃか ぶぶんぶーん
⊂二二二( ^ω^)二⊃」
「おーい…ナマエー帰っておいでー」
「そうだっ」
「おっ?」