べるぜバブBL、NL小説

□やめる理由
1ページ/1ページ





「なぁ古市ー」
「んーなんだよ」
「俺、喧嘩やめようかな」
「…は?」


思考停止、とはまさにこの事だ
あの馬鹿男鹿がありえない事を口にしたからびびった

つかありえねぇだろ


「お前が?喧嘩を?」
「おぅ」
「・・・無理だろ」


うん、絶対無理だろ
だって喧嘩馬鹿の男鹿だぞ?


「つか・・・なんで急にそんな事・・・」
「え?あぁ・・・まぁ色々あって・・・」
「・・・?」


よくわからんが・・・

「なんかあったのか?」


なんかなければこいつが喧嘩やめるなんて言い出すはずがない


「・・・別に」
「いやいや、なんかあるだろ。絶対。」

「ねぇよ」
「あるだろ」
「ねぇし」
「絶対あるだろ」
「ねぇ」
「・・・・・・」


なんなんだこいつはぁぁぁっ
いきなり喧嘩やめるとか言い出して
理由ねぇわけねぇだろがっ


「ホントに何があったんだよ・・・」
「・・・お前が・・」
「・・・は?」


俺?
俺がなにか?


「俺お前になんか言った?」
「いや・・・そうじゃなくて・・・」
「・・・??」


意味がわからん。
なんなんだこいつは・・・
俺がなにか・・・


「・・・巻き込まれるの・・・嫌だろ」
「・・・・・・は」


は・・・意味わからんぞ


・・・ん?
・・・もしかして


「この前俺が捕まったからか?」


この前俺は、不良に捕まった
理由はもちろん男鹿を呼び出すため。
仲間を連れ去れば来ると思っているんだろうな

まぁ、確かにそうだ。
いつも男鹿は助けに来てくれるし
でも・・・


「別に今更だろ?よくあることじゃん」


そうだ。
男鹿が喧嘩始めてから
いつも俺がさらわれて男鹿が助けにくる
そんな事が多かった

それで、今までずっとそんなんだし
なんかもう、ぶっちゃけ慣れたし


「・・・」
「なんで今更・・・」


つか、さっきから男鹿がそっぽ向いてこっち見てない
人と話す時は目見ろ目!


「・・・気づいたから」
「何が?」
「お前を・・・巻き込みたくないって気づいた」
「・・・でも、やっぱ今更だろ」


今まで散々巻き込んどいて
何言ってんだコイツ


「だから・・・巻き込みたくないって事はだな、それ以前に・・・」
「・・・なんだよ」


最後まで言わなきゃわかんねぇだろが


「・・・好きだ」
「・・・は?」


何?いきなり
わけわかんねぇよ


「何が好きだって?」
「だから、お前を巻き込みたくないから・・・」
「は?意味がわかんな――「だあぁぁぁっ!!なんでわかんねぇんだよ!」


わかるかぁぁぁっ
ほとんど何もいってねぇじゃんっ
巻き込みたくないとか好きとか意味わかんな―――

・・・は?

「はっ・・・はぁぁぁっ?!まっまさかおまっ」

あぁ、
なんとなくわかった気がする

でも・・・なんで・・・


「・・・わかったのか」
「えっ・・・うん・・・たぶん・・・」


なにこれっ
は?
いやいやいやいや
・・・まじで?
俺の思ってる事あってんの?


「・・・だから・・・もう巻き込みたくねぇ」
「・・・巻き込みたくないってのはわかった・・・けど・・・」
「アホ、わかってる・・・いきなり幼なじみで同性の奴にこんな事言われたって困るよなぁ・・・きもちわりぃよなぁ・・・」
「は・・・・」
「嫌ならどっか行け」


どっか行けってお前・・・


「・・・アホはお前だ男鹿・・・つか馬鹿だっ」
「なっ・・・」
「・・・んなわけないだろ・・・っ」
「・・・は?」
「だから・・・気持ち悪くねぇし嫌でもないからどこも行かないし」
「・・・それって・・」

「・・・・・俺も・・・好きだ、男鹿・・・たぶん。」
「・・・・・・たぶんは余計だろ」
「・・たっ、たぶんだっ・・・だいたい・・・俺は女の子が好きだったんだっなのになんで・・・お前なんか・・・」
「知るか・・・俺だって・・・なんでかわかんねぇよ」
「・・・つかさ・・・俺が好きで巻き込みたくないからって喧嘩やめる事ないだろ・・・」

「・・・・・」
「それに俺・・・さらわれたりするのは嫌だけどさ、男鹿が助けに来てくれるから、、いいかなー・・なんて・・」

何言ってんだ、俺は・・・
まぁ、たぶんホントの事だしな・・・


「そーかぃ・・・・んじゃあ 今度からは特急で助けに行ってやるよ。」
「おぅ・・・」
「つか俺から離れなきゃいいだろー」
「・・・・う・・うん・・・//」


な・・なんだよ
男鹿のくせに・・・
かっこいいじゃねぇか///


「よーしっじゃあバリバリ喧嘩すっかぁ」
「おいおい・・・バリバリじゃなくても」

「じゃあ喧嘩しない時は古市といる」
「・・・・・・」
「何で無言なんだよ」
「・・・馬鹿」
「馬鹿じゃねぇっ」
「ばーかっ男鹿のばーかっ//」
「うるせぇアホ古市ー」
「ばかぁっ・・・//しねっ・・・・・・好きだ//」
「死ねの後かよ・・・たくっ・・・かわいくねぇ」
「うるせ・・・///」


俺は今、きっと顔真っ赤で・・
男鹿もたぶんちょっと顔が赤かった


「「・・・・////」」


自分の気持ちに気づいたから
これからはもっとそばにいよう


好きって事、わかってしまったから――




END





(古市・・・好きだ)
(〜〜〜っっっ//////)
(可愛い・・・)
(いきなりキスすんなぁぁぁぁぁぁっ!/////)










「・・・」多っ読みずらっ
はいさーせん((


ちなみにベル坊達に会う前で
バリバリ喧嘩やったら魔王の親にされました
みたいな←




誤字脱字&感想等がありましたら
拍手などによろしくお願いします!






[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ