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□☆二周年記念小説〜るる様へ〜
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??「間違えたかな・・・」


地図と周りの建物を交互に見ても、一番の目印となっている交番が全く見えない。


??「どーしよ・・・」


あたしは名無 名無し。
親の仕事の都合で今日から帝光中学に通う予定だった。だったんだけど・・・。


名無し「まっずーい・・・迷った」


9時までに学校こいって言われて、ちゃんと間に合うように出て来たんだけど・・・迷った。
無理言ってでもお母さんに送ってもらえばよかったかな。


名無し「・・・あ」


少し先の通りを歩く色の黒い人物が目に入った。
学ラン着てるから、帝光の生徒さんかもしれない。
もし違くても場所くらい分かるだろう。


名無し「あの、すいません!!」

?「・・・」


あれ?反応がない。
聞こえなかったのかな?


名無し「あのー、すいません!!・・・あの!!」

?「あ?」

名無し「!!」


こ、怖い・・・。
ヤンキーだったのかもしれない。
やめとけばよかった!!


名無し「あ、えっと、あの・・・帝光中学の場所分かりますか・・・?」

?「帝光?わかるぜ」

名無し「道を教えて頂きたいのですが・・・」

?「道?」

名無し「きょ、今日から、転校するので・・・」

?「ふーん。まあいいや、付いて来いよ」

名無し「あ、ありがとう、ございます・・・」


感じはちょっと悪いけど、根っから悪い人でもないみたい。
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