novel

□Cinderella star A
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「カガリってよくそこまで図々しく生きられるわね〜。遠慮ってものを知らないのかしら。ビンボーな人は考えが醜いわぁ」



ベティの部屋から嫌みな高笑いがする。カガリの帰宅に気付いて、ワザと声をあげたのだろう




女豹なのはどっちだ…
他の奴に何と言われようとアイツにだけは言われたくない!!

カガリはクッションをボスボス殴った。



せめて父様がいてくれたならみんなと同じ食事が食べられるだろうに…。







ユラ家は決して貧しくはなかった。使用人も数人雇っていたし、ヤマト家の交流からある程度の財力はあったはずだ。





しかし、父の事を考えると悲しくなった。






「家なんて関係ないって言ったのは誰だっけ?君だってただのカガリだろ?」




落ち込んでいた時に言われたアスランの言葉




「ただ楽しいからみんなカガリの近くに居たいんだ。」




この言葉に支えられてる…



みんなって…アスランも入ってるのかな……って何考えてんだぁ!!!私っ!!


カガリは赤くなってクッションに顔をうずめた。
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