novel
□rival in love
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あたしは振られたんだ…
悲しいのに悔しいのに…恋敵の腕の中は落ち着く
[rival in love]
「君のことを恋愛の対象として見ることはできない…」
きっぱり彼はそう言った。
分かっていたことだった。彼の見つめる先にいるのは自分ではないこと。妹とくらいにしか思われないこと…
でもあたしには自信があった。だってあんなにずっと近くにいたんだもん。誰よりも彼を知ってる
つもりだった…
「どうしてっ?あの人はあなたを裏切ったんですよ?あなたは想うことしかできない…そんなの悲しすぎます!あたしはずっとあなたの側にいます!誰よりもあなたが好き…あたしじゃダメですか!?」
「君じゃないんだ。」
はっきり言い過ぎですよ。
分かっていたこと事だけど、少しの期待はあったから…
だからこんなに涙がでるのかな…
またプラントに戻れて平和にくらせるのに、あの人の隣にはいれないんだ…
また涙がでる