novel
□only you
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何度も忘れようと思った
君のこと…
こんなにも想うコトが辛いなら…いっそ思い出ごと全部、捨ててしまえば楽だと
君以外の人を好きになろうとした
いつも側にいてくれて、自分だけを想ってくれて
今側にいてくれる人を愛そうと思った
それが同情でも…いつか君以上に彼女を愛せるだろうと
でも、できなかった
…いや、しようとしなかった
愛したくなかった
どんなに忘れようとしても、忘れたと思っても
本能がそれを拒否するんだ
夢を見れば…必ず君は現れる
無意識のうちに君を求めてる
考えていたいのは君のことだけ
抱きしめたいのも君だけ
国を選んだ君が嫌いだ
君を捨てる君も嫌いだ
数年たった今でも…君のことしか考えられない
君が生きているから自分が生きている
例え離れていても、心は共にいると
この先結ばれなくとも、違う道を歩んでも
信じているから
君が想ってくれていること
互いに信じあっていること
信じてほしい
君だけを愛していること
end