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女子「丸井君コレあたしが作ったの」
そう言って可愛くラッピングされた包みを渡す
名前も顔も知らない女子生徒。
ブ「マジ!?サンキュー♪んじゃコレ“お礼”ね…」
―チュッ!―
女子「…///!」
ブン太にキスされた女子生徒は、かああっと顔を真っ赤にして、パタパタと走り去った。
ブン太はご機嫌でラッピングを開き、中のクッキーを頬張る。
仁「あ〜あ、可哀相じゃなぁ〜あの子。そーやって何人泣かしてきたんじゃ?」(フッ)
その光景を見ていた仁王がブン太に話しかけた。
ブ「バーカ、俺はお前みてーにヤったりしねーんだよ!キスくらい向こう(外国)じゃ挨拶代わりだろぃ?」
仁「ここは日本じゃ。」
『ブン太は物(主に食べ物)をくれる人に、お礼としてキスをしてくれる』
という噂が何時しか広まり、こうして毎日のように様々な女の子がお菓子やらお弁当やらを持ってくる。
その中には、ブン太に本気になってしまう子も数多く、その度に何人も泣かしてきた。