‡Love act‡

□3.「負の連鎖」
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《ブン太side》

空が真っ暗に染まった頃、俺は氷帝の部室にたどり着いた。
―バンッ!―

勢いよくドアを開けて中に入る。部室内には鍵当番の忍足1人。

忍「!?なんや丸井かいな…ビビらせんといてぇな…早かっ…っ!!」

強引に忍足の口を塞いで、床に押し倒した。

忍「どないしたん今日は…かなり荒れとる…っん!」

ブ「…んっ…ふ…っはぁっ…おしゃべりはいーからさ。早くヤろうぜ?」

忍「そう焦んなや…“ジロー”はそないな喋りせえへんで?」

ブ「…お前…ますます仁王に似てきやがって…ムカツク…っ!」

そのまま激しく舌を絡ませ、お互いの口内を貪って、ゴロンと体勢を逆にして…
俺は行き場のないイラついた気持ちを全てセックスにぶつけた。


そして


俺たちは気づいてなかったんだ。



まだ帰っていない奴がいたことに―――
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