小説

□愛しの息子
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「我が愛しの息子よ!よ〜く聞けぇー!」

「うるせぇんだよ、このクソジジィ!」

「今からお前には「さっさと出てけー!」

「え、やd――」

バタンッ!
あ、指挟めそうになってたwww

「はぁ〜、なに考えてんだあのジジィ、休みの日くらいゆっくり寝かせろよな」

ガラガラッ 
さ〜何の音でしょうか?

「一度追い出されたくらいではめげんぞー!」

「どっから入ってきてんだよ」

「はっはっはっ、窓からに決まってるだろう」

「ここ、二階だぞ」

「たかが二階や三階、この完璧なまでに鍛え上げられたワシの前では石ころも同然だ」

「筋肉バカめ、高度一千メートルから落ちて即死しろ」

「そんな程度でワシは死なん。ところでだ我が息子よ」

「何だクソジジィ」

「お前に許嫁が会いにきてる」

「ハ?イイナズケ?ナニソレ?ゼツメツキグシュ?いきなり何ですかこの野郎」

「許嫁は許嫁だ、しかもめちゃくちゃ良い子だぞ!」

「とうとう頭おかしくなったか?」

「おかしくなどなっとらん。まぁとりあえず会うだけ会ってみろ」

「え、ちょっ、ここにいんの!?」

「お〜いつばきさん、こっちに来てくれんか」

「何でしょうかお義父様」

「息子よこの方がお前の許嫁であるつばきさんだ」

「……なぁジジィあんたの目は節穴か?」  

「目は悪くないぞ両目とも2.0だしな」

「じゃあ頭がおかしいのか」

「頭も正常だ」

「どこが正常だ!どっからどー見たってそいつ男だろうが!!」

「はい、私は男です」

「うん、結構ガタイの良い男だな」

「何が許嫁だ!男と結婚なんて出来るか!!」

「私もしたくありませんね」

「じゃあ何でいるんだよ」

「家出?」

「さっさと帰れ!」

「わざわざ遠くから今日のために来てくれたんだぞ、そんなこと言っちゃいかんだろ」

「バカかお前ら!ジジィはお袋に絞られてこい!そしてお前は帰れ!」

「「やだ!」」

「ざけんなボケー!!」











おしまい?

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