雨降る街の境界線 走り去る二人の背中は
邪魔する塗り壁すり抜けて 悪鬼の魔の手逃れ行く

やっとこさ逃れた路地裏 ポケットのシケモク火をつけて
天邪鬼な俺を尻目に 隣の彼女は雪女
暗がり抜け出した彼女は 光の指す場所 逃避行
空前絶後の遊び文句 迷う二人は傀儡になって

住んでた場所が違うだけ そんな事君が気にしないでよ
怪しく光る街の中、物の怪が二人出会ったの

闇夜に浮かぶがしゃどくろ 僕の顛末蔑んで
赤く染まりしこの街で 北風が二人を絡めあう
繰り返される諸行は無常
その中二人は出会ったんだ

てやんでい 何言っちゃってんの
そう小生は其方の事など一向に気にしちゃいないけど
てやんでい 声枯らしてんの
そう小生は其方の事など…
でも 聞いてくれ ただ少しだけでいいからさ

雨降る街の境界線 走り去る一人の背中は
邪魔する塗り壁を尻目に 独り言呟く妖怪

闇夜に散り行く夜桜が 僕の恋世に舞い落ちて
北風が二人を別つ様に 無情にも間に吹き荒む
繰り返される恋世の中で別れるべくして出会ったのか?

てやんでい 何言っちゃってんの
そう小生は其方の事など一向に気にしちゃいないけど
てやんでい 声枯らしてんの
自問自答 苦しんでる小生の気持ち理解しておくれよ

さよならの意味わかってんの?
君の思想や影のある所 僕は一向に嫌いじゃないけど
不甲斐無い 僕どうなっちゃの?
だらしのない笑いを浮かべる

ただ一人
雨吹き荒む
この欲望に包み隠されたこの街で

作詞:中上大輔
作曲:TOKKIBUTSU

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