白銀-シロガネ-
□狐
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「え…っと、それは本当のことなのかなぁ?」
『本当です!信じてください!』
「うーん」
でも確かに狐耳?と尻尾がついてる。
「ねぇ、守護神ちゃん」
『はい、何でしょう??』
「守護神ちゃんが言ってる事は…本当のことなんだよね?」
『もちろんです!』
「…そっか。」
きっと、これは信じなきゃいけないのかな?
そんな感じがした。
「…アレ?ちょっと待って。じゃぁさ、お母さんもその…狐人なの?」
『そうです。あなたのお母様もお父様も狐人なのです。』
「…っ…」
知らなかった…。
私のお母さんとお父さんが狐人だったなんて…っ。
『あなただけではなく、この県内のどこかにあなたと同じ狐人がいるのです。』
「私の他にも?」
『はい。それにあなたはもう見たはずです。あなたと同じ狐人を』
「え?」
見たっけ?
誰を見たんだ…?
狐人…狐人……、
「…あぁ!!!見た!!」
澪って人だ!
あの人も狐人だったんだ!!!
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