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□02・私は何か
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?「初めまして…棗くんルカくん明莉ちゃん。」

ざわざわした教室の中一人の男の子が話しかけてきた

?「僕は飛田裕。よろしくね」


そしてもう一人

?「棗君ルカ君!私はあなたたちに出会うために生まれてきたのね!」

棗「・・・。」

流「・・・;」

?「イヤーン!そんなあなたたちも素敵〜」


棗君たちが引いてる

そしてこの子隣でうるさい…

人と関わりたくないならば嫌われればいいんだ

簡単な結論だね
 
 『あの、隣でうるさいからどっか違うところで騒いでくれない?』

ピシッ

一気に空気が凍った


?「あなた、いい度胸じゃないの…!」

 『私は本当の事を言ったんだ。何か悪いこと言った?』

?「なによ!誰がそんなこと言ったっていうのよ!」

 『それが真実なの。誰も口にしないだけ』

?「何よあなた!!」

パシッ

棗「やめろ」

なぜか私は棗君にたたかれた

 『私は間違ってた?』

さっきの子は涙目になっていた

私そんなに悪いことしちゃったんだ…

 
 『ごめん』

?「謝ればいいのよ…なんて言うと思った?」

 『じゃあ許さなくていいから。私を嫌いになって』


やり方が間違ってるってわかってる

けど、やり方が分かんないんだ

嫌いになられる方法なんて


?「私は正田スミレ。よろしく。」

なぜか突き出された手


 『???』

ス「あっ、握手よ!仲直りの!!」

 『私は嫌いになってって言ったんだけど聞こえてかった?』

ス「そんなもの知ってるわよいいからほら!!」


無理やり私は握手をさせられた

何なんだろう?

どういう意味でああいう行為をしたの?


 『ルカ君今の何?』

流「それは明莉が考えることだと思うよ」

棗「お前がバカだからだ」

 『はっ?バカだからあんなことするの?』


へぇ…人ってこんなことするんだ…

しかしよくわからないな…




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