たんぺん
□素直な気持ち
1ページ/2ページ
今日こそ!
今日こそ吹雪に好きだっていうんだ!
『吹雪!』
授業がすべて終わり、帰ろうとしている吹雪をひきとめた。
吹「なに?」
『あっ…すっ……』
吹「す?」
『すっ、スイカ!もうすぐ時期じゃない?食べたいなぁって…』
吹「ははっ、スイカはまだ先だよ(笑」
笑いながらじゃあねと言って吹雪は部活へ行ってしまった。
『はぁぁぁぁー…』
秋「なに?ミラ、また言えなかったの?」
クラスメイトの秋が話しかけてきた
この子にはなぜかいろんなことを話してしまう…
親友とでもいうのかな?
『秋ぃ!!どうしよう!?私言えないよ!』
秋「はいはい。で、今度はどうやって誤魔化したの?」
秋は満面の笑みで私に聞いてきた。
こいつ絶対楽しんでる。
とか思いつつ私はさっきの事を話した。
秋「なるほどねぇ…なんで言えないんだろうね?」
『たしかに…でも秋だって円堂に告白できてないもんね』
秋「わ、私はいいのっ///」
『あ〜ね。一之瀬と悩んでるんだww』
秋「ミラ!!もう相談にのってやらないよ!」
『あ、ごめんなさい!秋、秋ちゃん、秋様ぁ!!』
秋「ごめんもう部活が始まる!その話はまた明日ね!!」
秋はそそくさと出ていってしまった
あいつ逃げたな…!
私はというと…どういたしましょう?
今からサッカー部にまで殴りこんで言うか?
いや、そんな勇気私にないし…
?「そんなところで何やってるの?」
『今ちょっと考え事してるから話しかけないで』
んっ?
ちょっと待って
この声どこかで聞いたことあるよ
吹「分かったごめんね…」
『ちょっとまったぁぁあぁ!!』
吹「どうしたの!!?」
なんと今吹雪が目の前にいる
何これ!
神様、私の見方になってくれるんですか!
『やっぱり考え事終わったわ。うん』
吹「なに必死になってんの(笑」
『そんなことより、何やってんの?』
吹「忘れ物をしたんだ」
『何忘れたの?』
吹「そんなことより、ミラに伝えたいことがあるんだ」
『私に?』
何が言いたいんだろう…?
私に用があるって何かしたっけ?
ってか忘れ物がどうでもいいって何しに来たんだ?
『どうしたの』
吹「ミラ…好きです///」
『何言ってんの!?』
吹「きこえてるはずだから、もう言わないっ
それより、返事教えてくれる?」
少し身長の低い吹雪は私を下から見る
その姿がとてもかわいくてかわいくて…
胸がドキドキ止まらなかった
『私が断ると思ってた?』
吹「付き合ってくれるの??」
『もちろんです!よろしくお願いします///』
素直な気持ち
照れくさくても…
ナンデモイイヨ!