たんぺん

□素直な気持ち
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今日こそ!

今日こそ吹雪に好きだっていうんだ!

 『吹雪!』

授業がすべて終わり、帰ろうとしている吹雪をひきとめた。


吹「なに?」

 『あっ…すっ……』

吹「す?」

 『すっ、スイカ!もうすぐ時期じゃない?食べたいなぁって…』

吹「ははっ、スイカはまだ先だよ(笑」

笑いながらじゃあねと言って吹雪は部活へ行ってしまった。


 『はぁぁぁぁー…』

秋「なに?ミラ、また言えなかったの?」


クラスメイトの秋が話しかけてきた

この子にはなぜかいろんなことを話してしまう…

親友とでもいうのかな?


 『秋ぃ!!どうしよう!?私言えないよ!』

秋「はいはい。で、今度はどうやって誤魔化したの?」


秋は満面の笑みで私に聞いてきた。

こいつ絶対楽しんでる。

とか思いつつ私はさっきの事を話した。


秋「なるほどねぇ…なんで言えないんだろうね?」

 『たしかに…でも秋だって円堂に告白できてないもんね』

秋「わ、私はいいのっ///」

 『あ〜ね。一之瀬と悩んでるんだww』

秋「ミラ!!もう相談にのってやらないよ!」

 『あ、ごめんなさい!秋、秋ちゃん、秋様ぁ!!』

秋「ごめんもう部活が始まる!その話はまた明日ね!!」


秋はそそくさと出ていってしまった

あいつ逃げたな…!

私はというと…どういたしましょう?

今からサッカー部にまで殴りこんで言うか?

いや、そんな勇気私にないし…


?「そんなところで何やってるの?」

 『今ちょっと考え事してるから話しかけないで』


んっ?

ちょっと待って

この声どこかで聞いたことあるよ


吹「分かったごめんね…」

 『ちょっとまったぁぁあぁ!!

吹「どうしたの!!?」


なんと今吹雪が目の前にいる

何これ!

神様、私の見方になってくれるんですか!


 『やっぱり考え事終わったわ。うん』

吹「なに必死になってんの(笑」

 『そんなことより、何やってんの?』

吹「忘れ物をしたんだ」

 『何忘れたの?』

吹「そんなことより、ミラに伝えたいことがあるんだ」

 『私に?』


何が言いたいんだろう…?

私に用があるって何かしたっけ?

ってか忘れ物がどうでもいいって何しに来たんだ?


 『どうしたの』

吹「ミラ…好きです///」

 『何言ってんの!?』

吹「きこえてるはずだから、もう言わないっ

それより、返事教えてくれる?」


少し身長の低い吹雪は私を下から見る

その姿がとてもかわいくてかわいくて…

胸がドキドキ止まらなかった


 『私が断ると思ってた?』

吹「付き合ってくれるの??」

 『もちろんです!よろしくお願いします///』




素直な気持ち
照れくさくても…
ナンデモイイヨ!
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