short

□変態で何が悪い
1ページ/1ページ




マシュマロみたい。
ってかマシュマロで出来てるんじゃないの?


『じゅる…美味しそう』

「な、なに…?」


飢えた目で吹雪君をガン見してたらさすがに気づかれた。
やっぱりマシュマロで出来てるんでしょうそのほっぺた!もうお姉さん我慢できないわ!


『吹雪君…ちょっとそのほっぺたお姉さんに触らせなさい……!』

「え?ちょっと名前さ…っうわ!?」

『ぷにぷに!なんだこれマシュマロより軟らかいんじゃないの?!』

「名前さん…あの、近い……」

『何でできてるのこれ!羨ましすぎるわ!』


むにむに、吹雪君のほっぺたを触ってると吹雪君の顔が赤くなってる様な気がした。けど気にしない。
だって触り心地よすぎるんだもん!


「お、おい名字…そろそろ吹雪放してやった方がいいんじゃ……」

「いい加減にしないと吹雪が茹であがるぞ」

『茹であがる…?』


円堂君と豪炎寺君に言われて吹雪君の顔を見るとなるほど、確かにそろそろいい具合に茹であがりそうだ。
さすがに茹であがっちゃまずいのでパスタでいうアルデンテ状態な吹雪君を解放してあげることにした。


『ごめんごめん吹雪君、あまりにも触り心地よくって!嫌だったでしょ?ごめんね』

「あ、いや…その……」

『ん?』

「い、嫌じゃ…なかったっていうか。名前さんが近くて緊張しただけっていうか……」


かあぁ、とまた頬を染めて吹雪君は上目づかいでこっちを見た。
こ、これか…これで女の子はイチコロなのか!


『ごふっ…す、末恐ろしい子だ……!』

「おい、鼻血出てるぞ」

『き、鬼道よ…私は鼻血なんて出てな「名前さんティッシュを…」ぶふぁ!』


上目づかいでティッシュ箱持つなああぁ!追い打ちかけるなんて吹雪君あんた中々やるわね!
お姉さんは…お姉さんはもう限界を突破しそうだよ!


『ふっ、吹雪君…今は私に近づかない方が』

「傍にいちゃ…駄目……?」


小首を傾げてうりゅうりゅ目で私を見る吹雪君。
ぷっちん。あ、もう無理だこれ。


『そっそんなことないよ寧ろ大歓迎ってかあんた可愛すぎるyぶべら!』

「いい加減にしろ」


き、鬼道め…貴様……!
私がせっかく吹雪君とアッツアツなハグを交わそうとしていたというのにゲンコツは無いだろうゲンコツは!


『血、血が!鬼道お前力の加減しろよな!』

「俺じゃないお前の鼻血だよく見ろこの変態!あと吹雪はしばらく名前の近くに行くのは禁止だわかったな」

「えぇ…そんなぁ……」

『あぁそのうりゅうりゅ目が堪んねぇごふっ』


あ、また鼻血が。
駄目だこれ止まんねぇよ誰か助けてくれ出血多量で貧血起こしそう。


「お前が近くに行くとこうなるからだ」

「わかったよ、名前さんのためだもんね」

『そっ、そんなぁ〜!』

「自業自得だ。わかったらさっさとその鼻血を止めろ変態」

『ふがっ!』


そう言って鬼道は私の鼻に丸めたティッシュをなんとも強引に詰め込んだ。
まさに鬼の道に生きる男だな鬼道!てめぇ女の子になんてことしやがるんだこの野郎。


「だ、大丈夫?」

『だっだだだ大丈夫!全然超元気!優しいんだね吹雪君そんな所がまたイイねてか可愛いね!』


グッジョブ!親指を立ててハァハァ。
いや別に興奮してるんじゃないよさっき息継ぎ無しで喋ったから呼吸整えてるだけだからね勘違いしないでよね!


「おいみんな名前から離れろ変態がうつるぞ!」

『違う誤解だ話を聞いてくれ!』

「追い駆けてくるな変態ぃいいい!」



変態で何が悪い

(私は変態じゃあない!変態は鬼道と豪炎寺だ!)
(違う俺達はシスコンであって断じて変態では無い!)
(俺達はただ妹が世界一可愛いと思っているだけだお前と一緒にされては困る)
(いや一緒だろ寧ろお前らの方がタチ悪いわ)

***
今回の夢主ちゃんは僕の頭の中をそのまま文章にしたってかんじですねw←
吹雪君のほっぺた触りたいー。


2011.11.14

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ