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□帰り道と…
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ある日の帰り道

『あぁーアイス食べたい』

「寒い時に食べたら風邪引くぞ」

アイスーっと叫ぶ名前

名前を見て苦笑する佐久間と源田


『オカンやぁー』

「それで呼ぶな

んじゃ俺はここでなー」

『ばいちゃー』

「明日なー」

「お前等も気を付けろな」

『へいへい』

源田と別れて佐久間と2人で歩いていると

「んッ」

『あっ…アイス』

佐久間が手にしていのは自販機で売っているアイスクリーム

『てんくすー
んじゃウチバニラ』

「俺がバニラだ」

『ケチンボー

いいもん…じゃイチゴで』

「どーぞ」

『うっ…やっぱ冷たい…』

「そうだなー」

『あっ…ペンギン』

「なにぃぃぃ
何処だぁぁぁぁ何処に居るぅぅぅ」

叫ぶ佐久間

やっぱりペンギン馬鹿やなー
っと思いながらアイスを食べる名前

『いや…あの雲ペンギンぽくない?』

「なんだ…そっちか」

『いやいやあんたなに期待していたの?』

「ペンギンが歩いているのと思ってな…」

『いや…ペンギン歩いていたら即動物園行きだわ…』

「ペンギ―――――ンカムバック」

『まじうざい』

―メール受信しました―

『あっ
円堂からだ』

嘆いていた佐久間がいきなり顔を上げて

「何で円堂のメアド知ってるんだ!!」

『だって家お隣だし』

「そいえばそうだったな」

そう言ってふっと名前の携帯(スマホ)を見た瞬間


「ペンギンッ!!!」

『これ?
これ円堂がエイリア学園倒す旅?に出た時のお土産だよ』

「沖縄版と北海道版がある」

サッカーする時より目がきらきらしている佐久間を見て


『貰う?』

「いいのか?
円堂から貰ったんだろ?」

『んー円堂こんなのあんまり気にしないから大丈夫だよ』

ほらっと渡す名前

「ありがとう」

『どういたしまして』

そうしてまた2人はアイスを食べながら帰り道を歩いていった


アイスとペンギンと僕らの帰り道

次の日
(源田見てくれ名前から貰ったんだぜ)
(ペンギンかよかったな)
(おう)

そこには
ものすごい笑顔の佐久間が居たそうな…



   
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