short
□I've got something to tell you.
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好きな人が、いる。
名前は名字名前。雷門サッカー部のマネージャーだ。
最初は幼馴染の秋の親友、という認識だった。
でも、名前のことをたくさん知っていくうちに気になっていって。
気がついたときにはもう好きになっていた。
『一之瀬君?』
「え、あ…な、なに?」
『もう休憩だよ。はい、タオルとドリンク!』
とびっきりの笑顔でタオルとドリンクを差し出す名前。
たったそれだけの事なのに、俺の顔は熱を持ち始める。
顔が赤くなってるの、気づかれてないよね?
「ありがとう」
『どういたしまして!』
「あ、」
『ん?なあに?』
「あのさ、今日…一緒に帰らない?」
『うん、いいよ!』
今日、俺は名前に告白する。
これ以上この気持ちを留めておいたら俺はどうにかなりそうだ。
だから、もう我慢できないから、この気持ち君に伝えるんだ。
たった一言、「好き」だって。
***
気持ちを伝える、って。
そう心に決めたはずなのに。
いざ二人きりになったらなったで告白する勇気が出ない。
あと一歩踏み出せばいいだけなのに、その一歩がなかなか踏み出せない。
「俺の意気地(いくじ)なし…」
『ん?なにか言った?』
「ううん、何でもない!気にしないで、」
『そう?』
こうして俺がぐずぐずしている間に時間は過ぎていくわけで。
あともう少しで名前の家に着いてしまいそうだ。
伝えるなら、もう今しかない。
俺は覚悟を決めて名前を呼び止めた。
「名前、ちょっといいか?」
『う、ん…?』
I've got something to tell you.
(君に伝えたいことがあるんだ)
***
のせがイケメンすぎる件←
イケメンのせ大好きだよd(>_< )
もしかしたら続き書くかもです。
2012.01.02