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□魔術師のいる学園4
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そばまで駆け寄ったら、黒鋼の足元には3年の剣道部部長のほかに3年の部員、2年の部員がたおれていた。
「これ・・・「ありゃりゃ・・・。
もう終わったの黒様〜。」
悪戯っぽくファイが笑いながら言った。
「黒様じゃねぇ##黒鋼だっ!!
あぁ全く骨どころか肉もねぇヤツらだったぜ・・・」
「さっすが黒様。言うね〜。知世ちゃんは?」
「そこにいる。」
黒鋼が顎をしゃくって示してみると、そこにはタオルを持った知世ちゃんが居た。
「ファイさん、葵さんこんにちは。」
「やっほぃ。相変わらず乱暴な彼氏で大変だねぇ。」
「いえ、もう慣れました。」
そう言うと知世は、黒鋼に持っていたタオルを渡した。
「黒鋼さん強いんですね。」
私がそう呟くと・・・
「うん。黒ポン中等部時代も負けなしで有名だったから〜」
成る程・・・。
「まぁ今もだけどね。」
とファイが付け足した。
「おい、お前は弓道部に行ったのか。」
???弓道部???
「行ってないよ〜。黒ぽんみたいに入部早々に喧嘩売る程勇気ないから〜。」
「ファイさん、弓道部って?」
すると、
「ファイさんは、中等部時代弓道部での実力は知らない人は、居ませんでしたから〜」
と知世が説明してくれた。
「本当なの?こんなへにゃんとした人が強いだなんて・・・。」
「おい、その話本当だぞ。あのふざけたヤローが弓道強いっつー事。認めたくねェーけど・・・・。」
本当らしい。黒鋼さんはともかく知世ちゃんが嘘つくとは、思えない。
「じゃぁ何で、私と部活を下見にしてるんですか?」
そうファイに尋ねると・・・
「それは、簡単だよ。葵ちゃんがどこに行くか気になったし、あわよくば弓道部のマネージャーなってもらいたかったから〜。」