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□魔術師のいる学園4
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「ハァ〜〜〜〜〜」

・・・・何言ってるんだこの人。

元々変な人とは、思ってたけどここまで変だとは。


「心配なさらずとも、私はちゃんとした部活に入りますので。
それと、あなたが居る限り弓道部のマネージャーなんて土下座されたってやりませんので。」

すると、ファイが
「じゃぁどこに入るの?」

「楽な写真部にでも入りますので。」

そっけなく言うと、
「なんだ〜」
と口を尖らせながら不満っぽく言った。

「おい、お前ら」
不意に黒鋼に声を掛けられた。

「俺達まだ、部活中だからここらで失礼するぜ。」

「うん。俺達もここらへんで・・・・。」

そう言いながら、黒鋼と知世は道場の中に入って行った。

「じゃぁ、僕らも帰ろっか。」
ニコリとファイが笑いかけてくれた。

でも、
「いえ、帰るならファイさんだけで帰って下さい」

別に一緒に帰る筋合もない。
それに、これ以上の馴れ合いは・・・・

「まぁまぁ。暗くなってきたんだし、夜道を女の子一人で帰したら俺も嫌だからね。」

ファイの言う通り少し暗くなってきた。

「ね? 一緒に帰ろ?」
小首を傾げてねだる様な声と目で言ってきた。

「〜〜〜〜〜〜。」
(そんな顔で言われても・・・・。」

「わかりました。一緒に帰りましょう。」

「わ〜「ただし、やたら無闇に抱きつかないでくださいっ!!!!」

喜びかけたファイに向かってキツイ一言放った。
それでもファイは・・・

「了〜解〜」
と言いながら、抱きつてきた。

(わ、分ってね〜#####)

 
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