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□魔術師のいる学園4
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夕日が学園全体を紅く染める頃、堀鐔学園の生徒たちは各々部活へと向かった。
まだ、入学したての葵は自分の入る部活で悩んでた。
「で、何であなたが付いて来るんですか#?」
「え〜いいじゃん☆俺も入りたい部活決まってないんだし〜一緒に部活の下見に行こうよ〜。」
とにこやかに笑ってるのは、同じクラスのファイさん。
兎に角変な人。
今朝も男性恐怖症の私が男の人に対してボケてみたり、突っ込んでみたりできるようになった。
(イイ事なのかこれって・・・・)
兎に角今は、部活探しに
集中しなくちゃ・・・・。
この堀鐔学園では、一年生は必ず部活に入らなくては、いけないのだ。
「にしても、部活が多すぎる・・・。
回りきれないかも・・・。」
「かもじゃなくて、実際回りきれないよ〜。」
そう。この学園には70近くの部活がある。
とても1時間では、周り切れるものじゃない。
「そう言えば、黒鋼さんはどうしたんですか?一緒に行けばいいのに。」
「ん〜?黒ぽんは、剣道部に入部するって〜。でもって、知世ちゃんはその剣道部のマネージャー。」
「本当にラブラブなんですね。」
「しかもその黒「うわーーーーー!!!!!」
「「!!」」
突然叫び声が聞こえた。
その声の先には・・・
「フン・・それでも3年の部長かよ・・・。」
そこには、防具をつけた黒鋼がしない持って立っていた。