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□薄桜鬼 君だから 沖田総司
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私が屯所に来て数カ月。

「千鶴ちゃ〜ん!お団子食べるかい?」

「永倉さん。
はい。折角なので頂きます。」


「おっ!新っぱつぁんイイやつ持ってるじゃん!!
千鶴〜一緒に食おうぜ!!」

「おいおい、平助。抜け駆けはいけねえよ。
千鶴、悪いがお茶持ってきてくれねえか?」


「はい!少し待って下さい。」


屯所に身を置かせてもらっている私は、幹部の皆さんから親切にしてもらってる。


(来たばっかりの頃は、どうなるかと思ったけど、皆さん親切で良かった。)


「雪村。」

台所に向かう途中、後ろから声を掛けられた。

「斉藤さん。どうかしました?」

「いや、大したことではないが、八木さんから新茶を頂いた。広間にいる平助達に入れてくるといい。」

そう言って、私にお茶の葉が入った小袋を渡してくれた。

「うわぁ。いい香り。斉藤さんありがとうございます。
あの・・・、もしよかったら、斉藤さんもお団子いかがですか?」

「あぁ、貰おう。」

そう言って、斉藤さんは少し微笑んだ。
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