文箱

□男達の歓談〜再び〜
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斯波「ツッコミ役が一人しかいないと大変だな」

瑞人「まぁ、最後に美味しいところを全部持っていっちゃったキャラだしね。仕方無いよ」

秀雄「だが引っ張って引っ張って、全ての繋がりがこの男に集約されているのは納得出来ない。せめて阿片王か血の繋がりのどちらかだけにしておけば良かったんじゃないか」

藤田「それを言ってはストーリーが破綻してしまいますよ。それよりも私としては姫様乳が…」

斯波「いや、ストーリーの要はこの俺だろう?行程がどうであれ、彼女に対する気持ちは絶えることは無い。現に探偵ENDでも出演しているのは俺だけなのだし」

瑞人「あ、なら僕だって。幼い頃からずっと百合子を見てきたのは僕だよ?百合子も僕だけを兄と慕ってくれているしね。彼女を一番理解しているのは、この僕さ」

秀雄「違うな。だいたい貴様らは百合子のことを理解する以前に、何か勘違いしていないか?俺など幼馴染み、しかも眼鏡で鳥マニア、おまけに他の女には目もくれない一途な性格だぞ?これ程良いポジションも有るまい」

真島「………おい、あんたら…」

斯波「鳥マニア?クッ、申し訳無いが、それに彼女が惹かれるなんぞ微塵も思えんな。所詮(一部を除いて)良いとこ育ちのあんた達は、自由奔放を旨とする彼女にとって物足りない存在だ。その点、俺は全てに置いて彼女を満足させる自信が有る」

藤田「聞き捨てなりませんね。満足させると言っても、結局はお金の力で解決なさるのでしょう?姫様の食事を作り、姫様のお召し物を洗い、姫様のお部屋を掃除する。あなた方はご自分の手でそれが出来るとでも?」

瑞人「言うね、藤田。でも肉体的な満足以上に、精神的なものが大切なんじゃ無いのかい?その点、僕は女性の気持ちに敏感だし、更に百合子に安心感を与えることに置いては群を抜いている。百合子に相応しいのは僕以外にはいない。そう自負しているよ」
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