浪漫者〜romanticist〜
□FAET！〜破滅〜
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俺は…どこで…何を…[間違え]た？
子供の頃、自分の見た夢の…"恐ろしさ"に、よく目を覚ました。
目が覚めても、また…〔暗闇]の恐怖に、怯える。
その恐怖に叫び出しそうな、自分を堪えた。
必死に堪えながら、ベッドの中で…〔朝］が来るのを、待つ。
［朝］が来れば、夢の恐ろしさも闇への恐怖も、"全て"…無くなると信じていた…。
「満さん、後で私の部屋へ」
成長するに従って、[判った]事がある。
僕自身が［恐怖］して、感じていたのは、悪夢でも、暗闇でも…無かった事。
愕然としたが、逃れられない。
僕自身が…望まない。
更なる［闇］に、生かされて…いた事。
本当の…〔恐怖]とは、身のうちに…ある。
幾ら拒み、拒絶しようが、僕は…逃れる…術を、知らない。
知らない。知らない。知らない。
FAET!〜破滅〜
まじょが…いる。
いえに、いる。
みんな、しらない。
ボクが…［へんなｺﾄ］されても、みんな、しらない。
［まじょ］のなまえは、［おかあさん］。
だって…〈まほう〉が、つかえるんだもん。
だから、だぁれも…ぼくのいうこと、しんじない。
だからね、ぼく〈ひとりぼっち〉。
ずーっと。