兎とか!虎とかですが!

□「純粋じゃないけど…」[バニーちゃん奮闘篇]
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朝からの取材を終え、昼過ぎにオフィスに出勤すると相方の席が空いていた。
事務の女史にコーヒーを差し出しながら訊ねて見ると、事も無げに…
「あら、ありがとうね。バーナビー。タイガーなら風邪でお休みよ。丈夫が取り柄みたいなもんなのにねぇ〜?」
と頬に片手を当てて笑った。
「本当ですね〜」
調子をあわせて笑ったが…大丈夫なのかなぁ?あの人が仕事休むなんて、よっぽど具合が悪いんじゃないかな…




純粋じゃないけど…
「バニーちゃん奮闘篇」




昨日から…喉が痛かった。それでも、友人に誘われたら嫌とも言えずに飲みに行った。
飲んでる内に「痛み」も忘れた。
夜中近くに帰宅する…背中に悪寒が走る。
酔いとは違う種類の目眩を覚えて、解熱剤を探しだして飲んだが…時すでに遅し…だ。
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