「さんはいっ」


『3年Z組!?』










「・・ってオイ!」

「なんだよ二言目には新八かよ銀さんがっかり」


銀八は、不満を隠しもせずに言った。手にはタバコ、つくづく聖職者とは思えない。


「なんか理不尽だけどそこはまぁ目を瞑るとして!なんですかいきなり!」

「そうアル、いきなりすぎて何もボケらんなかったヨ」

「ボケんでいいっ!」

「わぁーた、わぁーた。いきなり『へいさ』とか言った先生が悪かったですー」

「あれ、先生ー『ふていきこうしん』じゃなかったですかィ」

「いや違うネ、『うまい棒なんかちっさくなった』って銀ちゃん言ったアル」

「お前ら全員最初までスクロールしろォォオ!!そんなネガティブな発言してねーよ!なんだその今までの運営的な話!」


新八が怒鳴るが、そんなの意にも介さないと3Zメンバーは無駄話を続けた。

僕がしっかりしないと、そう、ツッコミのこの僕が!


「なんだとリーダー。棒はちっさくなったのか」

「ちっさくなったアル。もうあんまりサクサクできないネ」

「そこ関係ない話しない!ただでさえグダグダがもっとグダグダになるわ!」

「新ちゃん?何か今のおかしかったかしら」



が、新八のうっすい使命感は、実の姉の一言で粉砕された。


ようするに、僕だけなのかまともは・・。



「いや・・もう、なんかいいです・・」

「で、これはサイト復活の話なわけなんだが」

「いきなり話戻したよこの教師」


僕の苦労は?



「ここでお詫びがある。はい多串くん」


 
「えっと、今までサボってばっかで、すみませんでした。また少しずつ頑張っていくので、応援よろしくお願いします」



『・・・』



「オイ、なんだその人が折角言ったのにその沈黙」



いや、なんていうか、そのぉ



「つまんねェな」


言っちゃった!クラスの雰囲気なんてなんのその、高杉君が!


「じゃあテメーがやれ高杉ィィイ!」

「土下座くらいしろや」

「ついでに死ね、あ、間違った死ね」



高杉に悪のりしてきたのは、もちろん沖田だ。早々に苛めるネタが見つかったのがよほど嬉しいのか、にやにやとしている。


「よし多串は土下座して死ぬ、と・・」


ちょ、先生!?先生までのっちゃったよ、なにこれ!?


「あー銀ちゃん赤いチョークで名前書いたネ、早死にヨ」

「じゃあ多串君は土下座して死んで早死にだー」

「誰がするかァァア!じゃあなんだ、現社の授業でまだご存命の方を赤字で書いたら早死にすんのかァァア!」

「うっわ、なんですかィ土方さん、またえらく説明口調ですねィ」

「まだキャラを思い出してないだけじゃない?」



・・・



「何!?なんで沈黙!?」

「お前誰ネ」

「えぇ!?山崎です、山崎退!」

『あぁ』



山崎だとわかったからといって、特になにもコメントがない。閑話休題だ。



(ひでぇ・・)

「私、思うのだけど」


す、と猿飛さんが手をあげた。なぜか先生の隣に座っているので、僕らから見て真正面にいる。


「やっぱり小説で話してる人がわからないのは、いけないんじゃないかしら。というわけでこれからこのサイトは私と先生のみのラブラブサイトで」

「何!?なら俺はお妙さんとの結婚せいがづぁ!

「日本列島ハーゲンダッツの旅がいいと思うわ」
「いや、日本列島にする意味ねぇと思うけどな」

「そういう土方さんはマヨネーズの旅ですかィうわマジかよ」

「勝手に納得すんな!」

「ちなみに俺はピカ○ュウになりたいんでさァ」

「聞けェェエ!・・ってあ?ピカ○ュウだ?」

「『ピカ○ュウ、主人公をたこ殴り 〜クソ、なんで10万ボルトで死なねぇんだ〜 』がまず第一話で・・」

「恐ろしすぎるわ!国民的アニメになにすんだオメーは!」



そんな沖田、土方の小競り合いをよそに、神楽は、はい!と大きく手をあげた。



「銀ちゃん銀ちゃん!私定春とスポーツやるネ!新体操アル」

「何がやりてーのかわかんねぇよそれ。ちなみにぃ、俺は究極の甘味作りがやりたいです!美味○んぼみたいな!」

「まってください先生。エリザベスとの朝顔の観察はどうなり『その謎の生物を観察しとけ』・・そんなっ、エリザベスはエリザベスです!」



ギャアギャアプギャーグシャッ、アアアギャーギャー・・



・・頭がいたい。


「ああ、なんか変な音聞こえるし・・僕はどう『うるさーい!!』



・・・



また誰かきたー!?


「さっきから何いつまでも喋ってんの!?隣の楽屋まで響いたじゃん!というか私出るの遅いわァァア!」

「「「ヒロイン!?」」」

「あーやべ、すっかり忘れてたわ」


すまん、とポリポリ頭をかいた先生を取り巻く空気が嫌なかんじに吹っ飛んだのは気のせいじゃないはず。

「ははは先生面白ーい。ほんと面白いんで、その面ァ、ドス黒くしてあげますよー」

「いやいや、何その無駄な洒落!?何その手の剣山!?」

「いやぁ、黒いペンとかなかったんで酸化した赤でもいっかなー、って」

「酸化ってそれ血じゃね?まごうことなき血じゃね?顔面生け花されたらさすがの先生も死んじゃうからァァア!」

「ま、まぁまぁ##NAME1##さん、落ち着いて・・」

「何ヶ月ぶりか!っていう登場なのに、かなり下で出なきゃならん私の気持ちがわかるのかダメガネ!」

「何ヶ月ぶりか!っていう登場でそれはヒドくないですか!?」

「ったくうるせェな」

「高杉には眼帯に少女漫画のキラキラおめめの刑な」

「・・すんませんでした」

「ちょい待て!で、一体何がしたいんだよオメーは!」

「・・・それを貴様が言うかァァア!」









しばらくお待ちください。












「はいこんにちは☆あなたのヒロイン・・ん?あなたは?あなたも?まぁいいや。えーはい、##NAME1##です。長らくお待たせ、いや待ってないとかそんな辛辣な・・まぁとりあえずお待たせしました!レモン・マーマレード、再開です!」


『お前が一番グダグダだ!』



おわれ。

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