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□今日は何の日??
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JH「俺、明日香のこと嫌い。付き合いたいとか思わない。」
突然君からかかってきた電話で、突然告げられた言葉が胸に突き刺さる。
『あっ…うん』
ショックすぎて何か言い返す気力もない。まだ告白してないのに告白する前にフラれるなんて悲しすぎる…
ジュニョンはあんなにカッコいいんだし、私に釣り合わないってことは分かってた。
だから付き合えなくても友達でいたいと思ってたのに…嫌われてるならそれすら無理みたい。
電話をかけてきたのに電話口のジュニョンは黙り込んじゃうし、私も何も話す気になれずに気まずい空気が流れる。
『話すことないなら私もやることあるから切るね??』
と私なりに精一杯明るい声で切ろうとした。こんなのが最後の電話とか嫌だけども。
JH「………かよ。」
『なに??』
電話口でジュニョンが何かを言い出した。けど小さくて聞き取れない。
JH「…今日、何の日かわかんねぇのかよ。」
そう言われカレンダーを見てみると…4月、1日…
『4月、1日??』
JH「…そう、4月1日は何の日??」
『っ!!!!!!』
エイプリールフールだ!!だけどそれが今関係あるの??…
JH「…だから、嘘ついてんの。」
ジュニョンの言葉に頭の中がフリーズする。嘘??
『…嘘って…』
JH「…電話で一番最初に言った言葉。」
"本当はそれの反対"。その声と同時にインターホンがなる。
JH「…会いたくなくて来てないから早くドア開けないで。」
『…意味わかんないんだけど…』
そこで電話がきれたのでドアを開けるといつものようにちょっと不機嫌そうな君が立っていた。
JH「今から言うことは本当。
…好きです、付き合ってください。」
***今日は何の日??***
1年に一度だけ、嘘を吐いても許される日。そして君と私が恋人になった日。
(それにしてもジュニョン…嘘がキツすぎるよ…)
(だっ、だって面と向かってなんて恥ずかしすぎるだろっ!!)
(最後はちゃんと面と向かってくれてたけどね??)
(…っ!!!!/////)
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