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□占いなんかより
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明日香『あ゛ーっ!!』
さっきまで隣で大人しく雑誌を読んでいた彼女の明日香が突然立ち上がり叫び出した。
GK『どうしたの？』
優しく聞いてみると君はまたソファーに座り直し、無言であるページを指差している。
そのページを見てみるとそれは月別の星座のらしかった。
GK『これがどうしたの？』
明日香『……と……が……なの。』
GK『えっ!?』
下を向きながらもごもごと喋るから聞き取りにくいなぁと思っていたら
明日香『今月のギグと私の相性が最悪なのっ!!』
とまた叫び出す(笑)
もう一度雑誌に目を戻してみると確かに相性が悪いみたい。12星座の中でワーストだ。
君は相性占いとか星座占いとか"〇〇占い"が好きだったんだっけ？
占いなんて人が占うんだから結果はまちまちなのにそれを見て一喜一憂してる君は本当にかわいい。
君が落ち込んでる隙を見て、僕はそのページをビリビリと破り捨てた。
***占いなんかより***
僕は、きっと変わることのない僕たちの気持ちを信じていたいんだ。
(あ゛ーっ!!何してるのギグ!!)
(明日香を悲しませる占いは要らないかなって。)
(その裏に私の好きなモデルさんが…)
(…うそっ)
(…ギグなんかもうしらない!!)
(ごっ、ごめんね？明日香〜)
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