短編集

□ハッピーVALENTINE
1ページ/4ページ




今日は異様なほどドキドキして
落ち着かない高杉。

自室で約一時間ほど旋回したり
座ったりを繰り返していた。

手にはキレイにラッピングされた
中くらいのピンクの箱を持って。


「晋助様、早く渡しに行くッスよ」

「でっ、でもでも銀時喜んでくれるか…ぁ、べ、別に銀時のためじゃねーし!あんな奴アウトオブ眼中だし…」


顔を真っ赤にしながらブツブツと呟く
高杉を見てため息を吐くまた子。


「晋助様がそうしてる間に白夜叉、他の誰かから貰っちゃうかもしれないッスよ?」

「…万斉、今すぐ万事屋に連れてけ」


そう言うとどこからともなく万斉が現れた。


「やっと拙者の出番でござるか」

「んなのどーでもいいから早くしろ」

「承知したでごさる」


晋助様頑張るッスよーとゆう
また子の声援に励まされ
いざ、万事屋へ。




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ