感情幸福論

□第8話
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頭を冷やそうと思い、とゆうか神威がいると
気が狂いそうなので(もう狂ったけど)
教室を出た。
銀八はたしか授業がはいってるから
国語準備室には行かず、屋上へ向かった。


「うまくいかないものだな…」

「なにがー?」
「なにがでィ?」

「………ぉわぁぁぁ!!」


声がしたほうを見ると神威と総悟がいた。
教室を出た意味がないじゃないか。
しかも変な声でちゃったし。
ついてこられたことにも気付かなかった。


「な、なんでいるんだよ…?」

「高杉さんが出てったから♪」

「神威に首掴まれて引きずられたから。死ぬかと思ったぜィ」

「アハハごめんネ、総悟」

「…あんたは罪悪感とゆうものを知らねーのかィ」


総悟がそう言うと神威は総悟の耳元で
何かを囁いた。
総悟の顔はみるみる赤くなる。
なんなのだろうか。


「はぁ、ついてくんなよな…」

「いやー銀八先生のとこに行くのかと思ってネ」

神威の口から銀八とゆう言葉が
出てくるだけでイライラのような
もやもやのようななんとも言えない
感情が出てくる。
一気に初めての感情を経験したから
最近おかしいのかもな。なんて。







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