ナルト狂愛空間

□壱ノ巻
1ページ/3ページ

*壱ノ巻
―プロローグ―


゚*ナルトSide*゚


俺うずまきナルトっ!

将来火影になる男っ!
んでもって里のみんなに
俺の存在を認めさせてやるんだっ!!

――――――――――――



『九尾だ。』
『九尾のガキだ。』
『あの子とは遊んじゃダメって言ったでしょ。』




――――――――――――



なんで俺はみんなから疎まれ、仲間外れにされるんだろう。

俺はずっとみんなが憎かった。
いつか火影になってみんなを見返してやろう、って。

でも本当の気持ちはみんなに認めてもらいたくて、ただ一緒に笑いあいたいだけだった。


なんで俺‥?
なんで俺‥?

俺が一体何をしたっていうんだ。

ずっと孤独だった。




『おはよー。』
『おはよー〇〇。』


今日もアカデミーで修業だ。

「おはよう!」

いつものように元気を装い、みんなに声をかける。

『‥‥』
『‥‥‥‥
‥でさぁ?』


まただ。
またあの目だ。

一瞬の居心地の悪い時間が流れる。

みんななんか相手にしなきゃいいんだ。俺。

自分でもわかってる。
みんなが俺を嫌って避けてることぐらい。
でもどこかみんなに期待してるところがあって。

ただみんなと同じように生きたいだけなんだ。

『はい、みんな席に着くー!』

イルカ先生‥。

『よし!今日は外練だ!』
『『はーい。』』


――――――――――――


『ナルトぉ。(困)またお前かぁ(困)』
「俺は別にちゃんとやっただけだってばよぉ?」

『じゃあこりゃ一体何なんだっ!!!』

「あはは。
冗談だってばよぅ(´^▽^`)」

『まったく!分身の術もまともに出来ないとはっ!』

「うるせぇってばよ。」

『なにぃぃぃ?!!(怒)グラウンド10周っ!!!!』


「はぁ‥。」

――――――――――――

―グラウンド走り中―

ひとりぼっち‥。

ひとりぼっち‥。


仲間が出来るってどういうことなんだろう。

暖かいことなんだろうか。



――――――――――――
『バイバーイ、〇〇ちゃん。』
『バイバーイ、〇〇くーん。』


よし。俺も早く帰ってまた修業するってばよ。

『〇〇ちゃんおかえり。』『今日はママ頑張ってハンバーグ作ってあげるからねぇ。』
『やったぁ!』


俺は今日は一楽行って味噌ラーメンにしようかな。

―帰っている途中―

「あ。」

あいつって‥。

『あ。』




アカデミーにいる











サスケってやつだ。



こんな土手なんかに一人で‥?

何やってんだ。





「あ、ぁ、‥」

どうしよう。
話し掛けたいけど‥。

あいつはうちはサスケという木ノ葉の名門とうたわれたうちは一族の生き残りっていったっけ。

俺みたいな親さえもいないやつに絡まれたら迷惑なだけだよな。

俺はしばらく見つめてしまっていたようで、
サスケの方が『何だよ』といいたげな視線を送ってきた。

視線を送るってことはお前もこっち見てたんだろ?



俺に興味あるのかな。

もしかしたら仲良くなれるかな。

淡い期待をしている自分を慌ててプイとサスケにし返して掻き消す。



あいつ‥。


仲良くなれるかな。



何故かそのとき俺は自分に似たようなやつと直感で感じた。



うちは‥サスケ‥‥か。




それから少ししてアカデミーにサスケがいることを認識した。

そして月日は経ち











俺は12歳になった。



そして











サスケと同じクラスになった。


クラスには俺の憧れのマドンナ、サクラちゃんまでいるっ。

他には
いのやチョウジ、シカマルにキバ、ヒナタにシノ‥。


色んなやつがいた。


どうせみんな同じ。
こいつらだってみーんな他の奴らと変わんねぇんだ。


『分身の術のテストのやり直しをするぞー。』

え、何でだってばよ、イルカ先生。

『なぁんでよぉっ?!』

発言はいのがした。

するとイルカ先生はゆっくりこっちを向き、


『ナルト。お前のせいだ。』


「えぇー?!!なぁんでだってばよぉうっ!!!」

『お前だけ分身の術の試験に合格していないからだ!みんながやり直しするのはお前のせいだぞ!ナルト!』

『ナルトー!みーんなあんたのせぇよっ!あたしたちみーんな合格してんのにぃ!』
まぁたいのだ。

「うるせぇってばよ。」

俺の番がくる。
みんな今までは合格している。

ちゃんとやんなきゃ。せいこうさせなくちゃ。
サクラちゃんに良いとこ見せなくちゃ。
みんなに認めさせなくちゃ。


渾身の力をふりしぼり、
「分身の術!!!」


『『あははははは』』


見事失敗。


ちくしょう、ちくしょう!!!

なぁんでだってばよぅっ!!!

サスケはクラス一番なのに!俺とサスケは似た者同士って思ってたのに!!

なんで‥。
なんでこんな差があるんだってばよ‥。

俺ってば毎日毎日汗流して修業してるってのに‥。

なんで‥。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ