ナルト狂愛空間
□弍ノ巻
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*弍ノ巻
゚*ナルトSide*゚
アカデミー卒業試験。
俺の火影になるという夢の第一歩。
絶対に‥絶対に‥
絶対に卒業してみせる。
───────────
「分身の術!」
『ナルトぉ。』
イルカ先生の落胆の声が耳に届く。
やっぱりか。
俺はやっぱり出来ていなくて、また落ちるのか。
『イルカ先生、彼はちゃんと分身出来ている。合格させてあげても良いでしょう。』
え‥?
嘘‥‥?
ほんとかっ?!
『いやぁ、しかしぃ。』
あ、やっぱり?
『彼には秘めた力がありますよ。』
うひょ?だよねっ、だよねっ!
『まぁ‥。じゃあ‥。』
「ぃやあったあぁぁぁ!!!!」
やった!俺ってばやっと‥やっとアカデミー卒業できたっ!
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でも俺の喜びは束の間だった。
『あの子、合格したんですって?』
『信じられないわ。』
『あんなのが忍になったら‥あぁ恐ろしい!』
やっぱり認めてもらえないんだな。
そのあとは何だかムシャクシャしていた。
そこにミズキ先生が現れた。
ミズキ先生からの話し通り俺は動いた。
俺は強くなれる。
俺は強くなれる。
俺は強くなれる。
俺は強くなれる。
自分に暗示をかけるかのように何度もつぶやきながら。