おはなしT


□居場所のその後U
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*SUNGMO*


あの出来事以来、僕達は今までの空白を埋めるように、お互い愛を感じられるような毎日を送っていた……



別々の仕事の時は必ず連絡を取るようにしたり、同じ仕事をしていて、ちょっと空き時間があると出掛けたりと、なるべく2人での時間を一緒に過ごすようにしている。



今日は、ユナクヒョンが入隊前に行われるファンミの打ち合わせが入っていた。



僕はミュージカルの初顔合わせも入っていたから、後からファンミの打ち合わせに参加することになっていた……



僕は無事ミュージカルの顔合わせを終え、ファンミの打ち合わせが行われてる事務所へと向かった。



事務所の会議室に入ると、丁度休憩中だったらしくてみんなはそれぞれ携帯見てたり、寝てたりしていた。
そこにはユナクヒョンの姿はなかった。



近くにいたソンジェヒョンに、

「ユナクヒョンは??」


と訪ねると



「ユナクヒョンなら、構成がなかなかまとまらないからって、隣りの部屋で1人籠もってしてるよ…」


と教えてくれた。



「ありがとう。」


僕はそう言って部屋を出ようとした瞬間、



「あっソンモ!!」


ソンジェヒョンに引き止められた



「ソンモこれ、ユナクヒョンがお前にってコンビニで買ってたぞ!!
多分アイツお昼食べてないだろうからって!!」



そう言って僕にコンビニの袋を渡してくれた。



そういえば…


朝から何も食べてない僕は、お腹が空いていた。



何が入ってるんだろうと袋の中を見てみると、
明太子おにぎりが2つと栄養ドリンクと、お菓子が何袋か入っていた。
どれも僕が好きなものばかりだった……



さすがユナクヒョン!!
僕が好きなの分かってる…


そんなことを考えていた。





ん……??



ちょっと待ってよ…



何か前にもこんなことがあったような…??



僕は過去のことを必死に思い出していた…





そうだ!!石川のホテルでスタッフから貰った差し入れだ!!



グァンスはスタッフからって言ってたけど、

あれは……



ユナクヒョンからだったんだ…


直接ユナクヒョンから聞いた訳じゃないけれど、絶対そうだと確信した…




何で気付かなかったんだろう……



ユナクヒョンは僕のことをずっと想っててくれたんだ……



そう思ったら早くユナクヒョンに会いたくなっていた…
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