小説

□たまには
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どこからか聞こえるメルヘンなBGM



家族連れや恋人達で賑わう真昼の遊園地





ボーボボ達のテンションはMAXだった







「よぉぉぉしっっ!!まず最初に乗るのと言えばっっ…」





円陣を組んで気合いを入れる
ボーボボ、首領パッチ、天の助、破天荒、田楽マンを冷めた目で見つめるビュティとヘッポコ丸







「アヒルさんボートだぁぁぁっっ!!」



「地味だし全然後回しでいいよそんなのっっ!!」







ビュティのツッコミを浴びながらレイクランドの看板を目指し駆け出すハジケリスト達







ヘッポコ丸はこの隙にビュティと二人で遊園地を周ろうと
彼女に声をかけようとしたが



一瞬早くボーボボがビュティの手をとって駆け出した








「ビュティ…今日の晩飯はアヒルの丸焼きだぞぉ!!」



「えぇっ!?食べちゃダメだよっっ!!」







たくさんの猟犬を引き連れた狩人ボーボボは
ビュティの手を引いて首領パッチ達の後に続く







「あ…」







取り残されたヘッポコ丸は背後から視線を感じた





恐る恐る振り向くと
スタイルの良い渦巻き頭の青年が立っている







「あの…追わなくていいんですか?ソフトンさん…」



「ああ…貴様とビュティを二人で行動させる方が危険だ」







―何で俺…目の敵にされてんだ?







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