文倉庫

□お前には前だけを見ててほしいから
1ページ/2ページ




「おーし、じゃーキャッチ!」

「うーい」



俺がどうしても許せないのは、あいつが榛名に少なからず“憧れて”いるってことだ。




そりゃあれだけの速球を持ってるんだから、大抵の投手は尊敬したり羨ましがったり、憧れたりするかもしれない。
俺ァ絶対しねーけど。
そういう感情を抱くこと自体は、否定しない。
でも、三橋だけには、あいつに憧れたりしないで欲しいんだ。


桐青戦の翌日。花井の家で聞こえてしまった、三橋の言葉。


『……スゴ………』





.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ