野球

□一期一会
1ページ/7ページ


誰かに出会わないなんてことはできないのだから
どんな人であってもその出会いに感謝しよう

別れは必ず来るものだけど
今はそんなこと考えなくてもいいと思う


+


**一期一会**


「虎鉄――」
「どうしTa猪里?」

隣にいる自分より少し背の高い友人の名を呼ぶ

正確に言うと友人だった人――

「時が経つのははやかねー」
「Ahー昨年の今頃はまだお友達だったもんNa」

ニパッと笑う君の笑顔が好き
そんな君と付き合い始めて一年もの月日が経つ

君といると時の流れがはやく感じる
俺も君もそう思っている
それだけお互いがお互いを想っている

それは嬉しい事でもあり
同時に悲しい事でもある

「そーいえば猪里が俺に好きだって言ってくれたNo
告白の返事の時の一回だけだZe?」
「そ、そげんこつなか!!!
・・・はずったい」

そうだ、俺は虎鉄に好きだと伝えたことは一回しかない
悪いな。と素直に思った
だからといって今さら言えるわけがない
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ