野球

□トキがとまる時
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俺の支えになってくれるはずの人は目の前で横たわっている

この気持ちを支えてくれるのは親でも仲間でもなく
猪里ただ一人なのに―

信じれなかった
信じたくなかった

猪里――



「…っ…鉄」

ゆっくりと目をあけるとそこには笑顔で俺の名前を呼ぶ君がいた

「虎鉄!!お昼っちゃよ、目ばさましー!」

俺は全て話したんだ
君が倒れたこと
夢の中で何があったか
どれだけ不安だったか

君は笑顔で俺に言ってくれた

「安心しー、俺はここにいるっちゃ。
虎鉄のそばにおるけん。もう一人じゃなかとよ?」

嗚呼、幸せだな−
心からそう感じた

「猪里―好きDa」

「俺も虎鉄の事ば…好いと――......


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