木の葉学園
□木の葉学園(忍)第五
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「サスケ・・・」
〜兄弟ゲンカ!?〜
「ほら、行くぞナルト」
ぴくっ
「サスケ・・、ナルト君は俺と一緒に行くんだ」
どちらの声も、今まで(と言っても今日)聞いていた声とは全く違く、物凄く冷たい声にはさまれたナルトは、ビクビクしていた。
「あ、あの、二人とも知り合いだってば?」
なるべく、自然に言おうとしていたナルトだったが、声が震えていたんだろう。
イタチは眉間によった皺をゆるめ、ナルトに微笑んだ。
なんという、変わり身の早さ。
「そう、(嫌だけど)俺の弟なんだ」
「ハッ!!俺は、嫌だぜ!!こんな兄貴」
しかし、何を聞いていたのかナルトは目を輝かせ二人を見た。
「兄弟!?いーなー!!うらやますぃーってばよ!!」
「いや、だからナルト君・・・」
イタチが誤解を解こうとすると、「ん?何だってばよ?」と神々しい笑みを向けられ、口をつぐむ。
つか、その前に鼻●ふけよ。
「ほら、ナルト。(こんなヤツほっといて)次の体育の準備にいくぞ」
「うん!!・・・あ、でもイタチ会長・・・」
「アイツなら、もう大丈夫なはずだぜ?」
そう言われ、イタチの方を見てみると
「ナルト君?」
血は止まっていた。
いや、血はまだ顔に付いていたけど。
「な、大丈夫だろ?」
「ぁ、うん」
「じゃあ、行くぞ」
「えぇ!!ちょ、待てってばよ!!」
‐バタン‐
勝者、うちはサスケ。