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10/19(Sat) 22:58
そると

そう考えいると天馬が少し心配そうに京香の顔を覗いてきた。
「?どうしたの、京香?」
「いや、何でもない。ちょっと考え事をしていただけだ」
「そうか…ならいいけど。何かあったらいつでも頼ってね」
にこっと満面の笑みを浮かべる。
京香はそんな天馬の笑顔を見て先程まで自分の中でもやもやとしていた不安が少し吹き飛んでいくのが分かった。
ああ、やっぱり俺はこの笑顔が大好きなんだ、天馬が必要なんだ。
自分を暗闇から救ってくれたのは、自分の心の支えになったのはいつだって天馬だった。
彼がいたから今の自分があるのだと。
そう考えれば最悪な出会い方でもよかったなと思えてしまう。
だってこんなに頼りになる人に出会えたのだから。

「あ、京香、もうすぐ始まるみたいだよ?」
天馬の声で気付き辺りを見るとシアターの照明が落ち始めていた。そして上映を知らせるアナウンスが入り、上映が始まった。

最初のシーンは男性と女性の出会いのシーンだ。

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おお!身分違いの恋愛映画ですか!!確かに最近あまりありませんよね…

10/19(Sat) 23:18
水華

ありきたり、と言ってしまえばそうかもしれない。
家を継ぐことに嫌気がさしているヒロイン。そんな彼女とは対照的に、日本国内はもちろんのこと海外にも飛びまわり自分の好きな事をする主人公。
出会いは、最悪。家を飛び出したヒロインは世間知らずで、落とした荷物を拾ってくれた主人公に悪態をつく。

京(なんだろう……。親近感が……)

天(最悪の出会いって所は一緒だなぁ……)

二人で奇妙な感傷に浸っていた。
悪態ばかりで可愛げのないヒロインは、どんどん危ないことをやらかしていく。
主人公がお金を払わなければ無銭飲食になる所であり、主人公がいなければ人気のない所に誘導されていたり。
とにかく危ないお嬢様だった。

天(お嬢様、っていうのは似てないな。危なっかしいていうのは似てるけど)

そっと、隣で映画に夢中になっている彼女をうかがい見た。


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ストーリー適当wwwこんな映画今どきないわwww

10/20(Sun) 21:56
そると

京香の顔は真剣で天馬がうかがい見てるのに気づかずずっとスクリーンを見ていた。

きっと自分と同じことを考えてるんだろうな。

天馬はそう思った。
長年京香と一緒にいたからか、彼女が考えていることは大体表情から分かる。
やはり彼女も自分たちを映画の主人公とヒロインに重ねているのだろうか。

数秒京香の顔を見続けてまた視線をスクリーンに戻した。

映画は中盤に差し掛かっていた。

危なっかしくて可愛げのないヒロインはあることに気づく。
世間知らず故に沢山主人公に迷惑をかけてしまったこと、悪態ばかりで主人公の気持ちに気づけなかったこと。
自分の態度を反省したヒロインは今度は自分が主人公を助けるようになり、そのせいかいつの間にか主人公に対して態度が変わっていた。
そして彼女は彼に対してある感情を抱く。
それは、恋。
暫く経ったある日、ヒロインは思いきって主人公に告白しようとする。
だがそれは主人公の行動によって制止されてしまった。

「僕は、君が好きだ」
主人公の方から告白したのだ。

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こういう映画見たいなあ…←

10/20(Sun) 22:33
水華

つくづく親近感のわく映画だと京香は思う。
もっとも、自分には告白など出来るわけもなく、本当なら伝えないつもりだったのだ。恥ずかしい云々をおいても、天馬が好きになってくれるとはとても思えなかった。
この映画のヒロインのように、勇気を出して、とはいかなかった。それでも天馬が告白してくれて、今こうしてるのだが。

主人公とヒロインは、ついに恋人という間柄になった。
家族の目を盗んで家を出るヒロインは、主人公と束の間のデートを楽しむ。
しかしそれも長くは続かず、とうとう両親にばれてしまう。もちろん、別れろと言われた。

「遊びまわっているような男と貴方では、到底釣り合わないわ。貴方は遊ばれているだけ。その男は本気ではないでしょう」

身分違いのストーリーではお決まりのセリフだと思う。
けれど酷く、それは残酷だった。


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久しぶりに恋愛映画を見たいw

10/20(Sun) 23:30
そると

ふたりの前に壁が立ち塞がってしまったのだ。

天馬はそのシーンを見て少しだけ自分たちと重ねていた。

俺たちにもたくさん困難とかあったなと。

京香と恋人同士になっても様々な困難があった。特に中学生時代に。
この映画の二人とは違うけれど。

それでも乗り越えてこれたのはお互い愛していたから。辛いときも悲しいときも苦しいときも傍にいたから。

だから彼らもきっと大丈夫だろう。
それに主人公にとって彼女は遊びではないと思う。だって本当に愛していなければどんなときでも彼女の傍にいなかったから。

両親とヒロインが話しているとき何も知らずにいつも通り彼女を迎えにきた主人公が窓の隙間からその話を聞いてしまう。
いてもたってもいられない主人公は隙間に手を掛け、窓を開けると叫んだのだ。
「僕は本気です!!!遊びなんかじゃない…やっと運命の人に巡り会えたんだ…僕は彼女を愛しています…!」

そう言う主人公を冷たい目で見ているヒロインの母親がこう言った。

「じゃあ証明しなさい。どれだけ愛しているか」

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何かいい恋愛映画ないかなあ…?←

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