決意を決めた自分は何。

□01...「あはは、親子そろって似てるなあ」
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「…なに、ここ。てか、どこ。え?」






私は、目が覚めたら1つの部屋に居た。





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何がどうなってるんだ。
私の思考は、ぐるぐるぐるぐると回る。
え、ここどこ。
え。
あれ。
何ここ…!

ん?
あそこに写真が…
家族写真かな?


私は立って、写真を見ると、そこには見覚えのある顔があった。



『あ、茜ちゃん…!?』



茜ちゃんの家…!?
てことは…!
デュラララの世界に行けたのか!?
うきゃっほーい!(^p^)/



私はにやにやしながら、見ているとドアがいきなり開いた。




ガチャ



『ぬあ!?』

「…!?だ、だれ!?」

『え、あ、茜ちゃん?』

「なんで名前しってるの?…おかあ」

『ストーップ!!茜ちゃんストーップ!!泣かないで、ね!?』

「っ…」

『え、あ、宿題やってあげるから!だから泣かないでえええ!』

「ほ、ほんとお!?」




子供って気が変わるのはやい。
パアッと茜ちゃんは明るくなる。




「これなんだけどねっ」

『…プリント?てゆうか、茜ちゃん何年生?』

「? 2年生だよ?」

『おっしゃ!できる!てゆうか、茜ちゃん可愛い!萌!』




私は茜ちゃんに抱きつくと、茜ちゃんはちょっと顔を赤らめた。




「お姉ちゃんのほうがかわいいよぉ」

『いや可愛くないよう!茜ちゃんのほうが可愛いー!』

「おねえちゃん」

『ん!?何い茜ちゃんっ』

「プリントやって」

「……」




子供って怖い。
私は渋々と、プリントをやる。
あーでも簡単。
うん、いいねえ。
こんな問題あって。
歳が経つたびに、難しくなるんだけどねえ。




20分後。




『ここは、ここと足すの。OK?』

「うーん…こう?」

『そう!そうだよぉ。茜ちゃんすごいねえ』

「あはははっおねえさんの教えかたが上手だからだよ」




えへへへと笑う茜ちゃん。
萌……
その言葉を押さえると、私は茜ちゃんに尋ねる。




『これで終わりかな?』

「うん!ありがとう!」

『いえいえ。茜ちゃんはお行儀がいいねえ』




さっき、冷たく命令口調だったことは忘れてね、うん。
あんな怖い茜ちゃんは見たくないからね、うん。




「えへへへ。あ、私ジュースもってくる!」

『あーうんよろ…て、待ったアアア!!それはストップ!やめようか!』

「え?どうして?」

『うーん…お、お姉さんジュースアレルギーなの!』

「え?そうなの?」

『うん!ま、まあとりあえず座ろうか…』




茜ちゃんを一端座らせる。



『ね、ねえ茜ちゃん。』

「?なに?」

『えーと…貴方は、粟楠茜ちゃんだよね?』

「うん!おねえさんは?」

『私?うーんとね、坪井一孤だよ』

「一孤?かわいい名前だね!」




そんな君が可愛い。
私は、グッと拳を握ると、笑顔で質問する。



『えーと、茜ちゃん。お父さんの名前は?』

「えーとね、粟楠幹彌だよ」

『やっ、やっぱり…』

「?」

『あ、じゃあさ!えーと、赤林さんて知ってる?』

「赤林さん?しってるよ!」

『よしOKー解決ー』

「え?」

『まあいいや!えーと、私ね、信じてもらえないと思うけど……ち、違う世界から来たの!!」

「は?」

『……は?うん、そうだね。地味に傷ついた……は、はい。違う世界から来たの!」

「どうゆうこと?」

『えーとね、違う世界から来た……んー、ココじゃない世界から来たの』

「お姉ちゃんは宇宙人?」

『う、宇宙人!?…ふふ、まだ子供の茜ちゃんには分からないだろうね』

「ガキ!?茜ガキなんかじゃないもん!」

『いやガキとは言ってないんだけどね…うん、茜ちゃんは大人だね』

「ガキじゃないもん!」

『聞いてるかなー茜ちゃん!?ヤバイこの子混乱してらっしゃる!』

「で、何?」

『……っめちゃ今泣きそう…!…でね、私、ほんとに違う世界から来たの』

「え?…ってゆうことは、茜が来る前にここに祐里奈ちゃんが居たのも、急に違う世界から来たことであって。祐里奈ちゃんも何でココに来たのか分からないのに、茜が無理させてプリントやらせちゃって……!ごめんなさい!」



茜ちゃんが勢いよく頭を下げる。



『え、えー?てゆうか、茜ちゃん頭いいな……』

「本当にごめんなさい!指切り落としてもいいです!」

『子供が言う台詞じゃないよね!?お父さんの影響されちゃって!?』

「茜ガキじゃないもん!」

『またさっきのに戻りやがった…』

「一孤ちゃん!!」

『はい!!」

「ココに住みなよ!」

『はい!?』

「お父さんに言ってくるから!」

『え!?ちょ、待てエエエエエエ!!』



それを言っている間に、茜ちゃんは部屋から飛び出し、階段を駆け降りていく、音が響いた。
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