裏の真実
□別れの行く道
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『はー長かったな』
この一ヵ月
短いようで長かった
でももう吹っ切れた
涙なんて枯れた
『よし・・・てかどこ行こう・・』
そうだこの島の市民の人たちを解放
解放か・・解放・・
そして私は街へ踏み込んだ
本当は涙は目の内側までため込んで我慢していたんだ
街では人が喜びの顔に満ちているようで
でも喜んでいない人もいる
まだ手には手錠がついていて外れないからだ
あれに鍵は・・・ない
『あの人・・・』
あの時のおとうさんだ
男の子もいる
その顔は悲しみに満ちている
私は駆け寄った
『あの!!』
「あなたは・・・!!」
『・・・手錠・・』
「はい、てっぺんが死んでもこれは外れません・・・でも!無理に外さなければ死ぬことは・・ないです」
『でもいつ爆発するかわからない』
すると下を向いた
やはり不安はあるんだ
『こっちに来て』
手をひっぱり人の少ない広いところへいった
そして小さく息をはく