†ヒッタイト帝国皇帝→千秋♪
(本当はエジプトにしたかったんだけど・・上半身裸は書きにくくてv笑)

†エジプト王女にしてヒッタイト皇帝の皇妃→のだめv
(服・・・エジプトの方が好きなんデスv歴史上でヒッタイトに嫁いだエジプト王女って居ないハズですケド・・・;そこは妄想って事で♪)

†(どこにも登場しないけど・・・)ヒッタイト皇女で皇帝の側室→彩子
(この人は本当は皇帝の正妃に成れる予定だったのにそこにエジプトからの縁談があって側室(寵愛無し)のままという昼ドラ的な設定があったり・・・笑)




ちょっと遊んでsS書いてみましたv
上記のアホ丸出し偽造しまくり設定をみても嫌悪なさらない方のみ!!ドウゾ^^↓↓↓










それはそれは太古の昔。
古代中東、オリエントの三強がひとつ、ヒッタイト帝国でのお話しに御座います。


人々が賑い、活気溢れる首都ハットゥサにある小高い丘。
そこに位置する王宮の奥。

後宮と呼ばれるその宮で何やら使用人たちがヒソヒソと言葉を交わしております。


彼らの目線の先には1人の男性と少女、と言っても差し支えの無さそうな女性が1人。

どちらも高級そうな絹を纏い、至る所に瑠璃(ラピスラズリ)や紅玉髄(カーネリアン)等といった宝石類をちりばめられた装飾品で飾られ、高貴な階級だという事が見て取れます。



「へいかっ…陛下…何をそんなに怒ってらっしゃるのデスか?」


ムスッとしかめっ面で朝食をとる男性に女性が心底分からないという顔で首を傾げます。

この帝国…そしてこの宮で"陛下"と呼ばれるのはただお一人。

即ち、眉間にシワを寄せて不機嫌を隠そうともしないこの方こそアナトリアを統べるヒッタイト帝国皇帝陛下。

名をシンイチ、と申します。


「五月蠅い。朝からお前が変な服を着るからだ!」

「むぅー…母国では流行してマスのに」


そう、陛下にぶちぶちと文句を垂れる女性。
そんな事を許されるのはこの国の正妃、エジプトから嫁がれたご寵妃のノダメ姫のみ。


「何が流行だ!そんなくだらない流行をこの国に広めて堪るか!!」

「ムキィーご寝所内なら…昨夜は喜んだくせに!」

「な゛っ!!…ばっ…喜んでねぇ!!」


犬も食わない何とやらよろしく朝から盛大に戯れるお二方の後方では見張りの兵

…仮に兵士AとBにしましょう…

が何やらコッソリと井戸端会議中で御座います。



兵士A「さて、今日は何で口論なさってるんだ?」

兵士B「あー…何でも、寵妃さまが母国で流行っている服を着て見せたらしいぞ」



(以下A・Bのみで記載)



A「へぇ〜…で?何でそれが喧嘩に?」

B「その服が…問題だったらしい」

A「服がぁ?」

B「あぁ…今寵妃さまの母国で今流行してる服は胸を露出…ってか、はだけた服で…///」

A「っ…へぇ〜…///…それを着たのが気に食わなかったと?」

B「いや…昨夜はその服で陛下の元に行ったらしいし、特に騒ぎも無かったから…気に食わなかった訳じゃあないと思うけど…」

A「…………お前…なんでそんな事まで知ってんだ?」

B「女官情報だって」

A「ふーん…まぁ、俺が思うに陛下は寵妃さまの肌を誰にも見せたく無いんじゃないか?」

B「あー…皇妃への寵愛は凄いからなぁ……ご寵妃さまだけに」

A「陛下は否定してるけど、あれは…なぁ…」

B「お忍びで街に出た寵妃さまを陛下自らが迎えに行ったり…」

A「…あれは騒ぎになったな…陛下が公務時と同じ格好のまま街に出るから…」

B「陛下自らが料理をしたり…」

A「寵妃さまが盛大に褒めてらしたのが嬉しかったんだろ…」

B「……俺も、寵妃さまの肌を見せたく無かったに一票入れるかな」


A「おー…あ、喧嘩終わったみたいだぞ」

B「本当だ…」




井戸端会議を止め、チラリとお二方の様子を伺えばさっきの喧嘩は何処へやら。

ピトッとくっついて朝食を食べているではありませんか。



「今日もご公務頑張って下さいネ」

「…あぁ」

「今夜はちゃんとフツーの服で会いに行きマスから♪」

「…いや、まぁ…うん。あの服は俺の部屋に置いておくから、着るのは俺の部屋内だけにしろよ?」

「…後宮内はダメデスか?」

「当たり前だ!!」

「皆様にノダメの綺麗な姿を見せたかったのに…」

「…俺だけに見せてれば良いんだよ」

「むぅー…」

「納得しろ。変態…」






A「………」

B「……当たったな。お前の予想…」

A「…なんか、あんまり嬉しくねぇ…」

B「あぁ…独り身には…ちょっとな」




兵士たちが生暖かい目で見上げた空は、お二方のイチャイチャに負けない程に快晴で御座いました。



嗚呼、本日もお日柄は良く取り敢えずは、平和…で御座います。







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