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□変態紳士
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※久々の激裏となっています。閲覧注意。(“裏腹”ヒロイン)























お互いの想いが通じ合ったあの日から、いくらか月日が経った。


政略結婚――――その名のもと共にいた私達だったが、想いは交差していた。




あの後、元親様はすぐに挙兵し、私の叔父を討ち倒した。

私にとっては唯一の肉親であったが、叔父は周辺に悪影響しか及ぼさないことをよく知っていたので、私は何も口出しをしなかった。


叔父を討ってしまうなら、その肉親である私も城から追放するべきだという家臣の意見を退け、ここに居る事を許してくれた。





叔父がいなくなってから、私は元親の周りの人や城内にいる人達に積極的に話しかけるようにした。

積極的に、といっても私の事を良く思ってない人が大半なので最初は緊張し、多少怖かった。
しかし、挨拶をして、書物の整理などできる限りの事を手伝うようにすると、いつしか周りも打ち解けてくれるようになった。












「――――――元親様、探されていた書物、お持ちしました」


「あぁ、すまない」






虫の音が響く夜。

私は元親様の隣に腰を下ろした。






「元親様」


「どうした?」


「―――――――幸せ、です」




書物を開く元親様の横で、小さく呟いた。










「奇遇だな。俺もだ」






どこか嬉しそうな声が聞こえ、元親様を見ると、やわらかく微笑んでいた。

















「――――あまり見つめるな。照れるだろう?」


「ッ、ごめんなさい……//」




元親様の横顔を見つめていると、不意に目が合ってそう言われた。私のほうが恥ずかしくなって、思わず目を反らした。


今こうして同じ空間に居れる事が、嬉しい。









「お前に見つめられては――――我慢出来なくなる」


「ッ!//」





声がしたのと同時に目の前に元親様がいて、口付けをされた。







「ふ……ッん」




触れるだけの口付けが、徐々に深くなっていく。
口内に侵入してきた舌が歯列をなぞり、私の舌を絡め取る。







「んぅ…ッ//はッ、ぁ……」


「ふ、口付けだけでそんなに蕩けた顔をするとはな。淫乱になったものだ」


「ッ…元親様の、せい…ですよ……///」





今まで叔父の言い付けで城から出る事も許されず、男の人を全く知らなかった私は元親様にいろいろな事を教えられた。甘く淫らな行為さえも身体の隅々まで刷り込まれ、元親様の全てで感じてしまうようになった私は、見事に淫乱になってしまった。
もちろん、元親様限定で。











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