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□バレンタインデー
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女子も男子もドキドキの一日!
『セイント☆バレンタインデー』
2月14日、言わずと知れたバレンタインデーである。
しかし戦国武ノ宮高等学校では、女子生徒がチョコを渡す相手は99%が教師陣であり、男子生徒は毎年悲しみに暮れ、教師達を羨望と憎しみに満ちた視線で見つめるのである。
そしてそんな教師達の間にも、この日は毎年何らかの戦が勃発しているのである…………。
三成「…………………………チッ」
幸村「毎年、三成殿は本当に凄いですね」
職員室の三成先生の机は、休み時間になるごとに大量のチョコで埋め尽くされるのであった!
三「いらんと言っているにも関わらず勝手に置いていくだけだ。迷惑極まりない」
元親「直接渡しても受け取ってもらえないから机に置いていくという作戦か。これでは座る事も出来んな」
兼続「元親も相変わらず凄い量だな」
三成・元親先生の場合、机だけでは置ききれないチョコが椅子までも占領し、座る所はおろか、書類を置くスペースさえ無いのである。
三「後でごみ捨て場にでも持っていくか」
さらっと物凄く残酷な発言をした三成先生\(^o^)/
孫市「いやいやいや!いくら何でもそれは無しだろ!」
三「フン。毎年かろうじて1個もらえるかどうかという程度の奴には俺の大変さなど分からんだろうな」
孫「Σ!!!!(ズガアァァァーーーーン!)」
孫市先生は再起不能になりました。現実世界に戻れそうにありません。
兼「しかし三成、いくらなんでも捨てるというのは……せっかくチョコを用意したおなご達の義と愛を踏みにじる事になるぞ!」
三「だが、これだけの数、どうやって消費しろと言うのだ」
兼「それは…………」
三成先生が指差した先には、大きな紙袋5つにパンパンに入ったチョコ達が!!
親「なぁ、半兵衛」
半兵衛「ん?何?」
親「これ全部、食えるか?」
半「え?なになに、くれるの!?」
親「あぁ、何なら三成の分も食っていいぞ」
半「マジで!?それ本気!?」
親「もちろん本気だ」
半「やったーーーー!!」
なんだか物凄い交渉が成立しました\(^o^)/
親「と、いうわけで三成。半兵衛が全部食ってくれるぞ」
三「あぁ、その手があったか。しかし大丈夫なのか?半兵衛」
半「だいじょぶだいじょぶ♪俺もいっぱいもらってるけどさ、チョコならいくらでも食べられるって!」
お菓子大好き半兵衛先生の机も、チョコやその他色々なお菓子で埋め尽くされているのです。
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