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□貴方の言葉は魔法のように
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※今月は司馬師裏夢です。
途中から夢主が淫乱になって淫語ばっかりになったりします。それでもイイヨ!という方はどうぞ!

























「―――――司馬師様」





薄暗い廊下の途中、私は前方を歩いていた人物に駆け寄った。








「頼まれていた書簡、見つかりました」


「子元でいいと言ったはずだが?」





いくつか持っていた書簡を受け取りながら、目の前にいる端整な人はそう言った。







「え、あッ……申し訳ありません…子元………様」


「それでいい」





字で呼べと言われていたのを思い出し、慌てて名前を呼び直すと、少し機嫌の良さそうな声が耳に届いた。











「……なんだか恥ずかしいです…まだ、慣れないので………」





視線を合わせる事が出来ず、伏し目がちに呟くと、さらりと揺れた髪を撫でられる。








「早く慣れてもらわないとな。まぁ、こうやって恥じらう姿もそそられるが」


「なッ……!か、からかわないで下さい!//」





勢いよく顔を上げると、あまりに不敵な笑みを浮かべていたので、また俯いてしまった。




















「後で私の部屋に来い」


「え?でも、まだお仕事が…」


「ほとんど片付けておいた」





目当ての書簡も渡し終え、それぞれ部屋に戻ろうとした時、不意にそう言われ私は一瞬戸惑ったが、問題ないと言われたので了承して部屋へ戻った。



























司馬師様、いや、子元様と私は、権力者と一女官という間柄ながらも、恋仲である。



戦の後、負傷して城へ戻ってきた子元様の手当てをしたのが始まりだった。
その後、何故か私の事が気に入ったという子元様が私を自分つきの女官に指名してから恋仲になるまであまり時間はかからなかったわけで。

そもそも子元様が自分専属の女官をつけるなんて事自体が異例すぎて、私はひどく戸惑ったが、断る間もなく専属の女官となった。



私と子元様が恋仲である事は、まだ周りには知られていない。































―――――――……







「―――子元様」





辺りが真っ暗になった頃、私は子元様の部屋の前で声をかけた。




「入れ」


「………失礼します」






短い返事が聞こえ、私はそっと部屋に入った。










「子元様、何か御用でしょうか」





近付くと、広い部屋の真ん中で子元様は書簡と向き合って、筆を走らせている。















「お前に聞きたい事があってな」




コトリと筆を置いて、子元様は目線を私に向けた。



















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