拍手文
□持て余した僕の感情
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「……………そろそろ、イクぞ」
唇と舌が離れていくと、聞こえたのは煽情的な言葉。
「はああぁぁッ!///た、くさん………吐き出して……ください…………ッ!//」
「………淫乱だな」
少し呆れたように言う三成様だが、その表情は綻んで、優しく映る。
そして、こんなふうになったのもすべて三成様のせいだと、私は息が荒いせいでうまく言葉にできないから表情で訴えてみたが三成様には届いたのだろうか。
「――――――ッ!!」
「ッ!―――アァァァァァァッ!!////」
ビュルルル、と三成様の熱い欲望が放たれた瞬間、私もあまりの快感に達してしまった――……。
こうして毎晩のように熱を帯びた行為を繰り返すうちに、私はちょっとした不安を抱くようになった。
「三成様」
ある日のこと、私は書き上げた書簡の整理をする三成様に声をかけた。
「何だ」
それほど急ぎのものでもないのか、三成様は手を止めて私のほうに振り向いた。
「三成様は最近、甘い言葉を囁いてくれる頻度が以前にも増して低くなりました」
「…………は?」
唇を尖らせる私を見て三成様は少し抜けた返事をした。
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