拍手文
□限界値
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「何を言っても無駄ですからね!一週間近づかないでくださいね!!」
「俺はお前でないと駄目だというのにか。」
「あ〜〜〜〜もう!!///聞こえません聞こえません!!」
思わず照れてしまう恥ずかしい言葉が聞こえないように両手で耳を塞いでぶんぶんと首を横に振る。
「と に か く !!これから一週間ですからね!!守ってくださいよ!!」
まだ頬は赤いまま、そう叫んでこの場から逃げようと元親様に背を向けた。
が、腕を掴まれ、引き寄せられると強引に口付けをされた。
「んッ、ん"―――!///」
すぐに侵入してきた舌に、嫌だ嫌だと逃げようとするが、結局捕まってしまう。
「んふッ…………///ふ、ぁ…///」
時折、くちゅ、という厭らしい音を立てて舌が絡み合う。
「はッ……ぁ………///」
「今はこれだけで我慢してやろう。一週間後を楽しみにしておくんだな。」
いつもより長い口付けがようやく終わると、元親様は何かを企んだような笑みを浮かべてそう言った後、私から体を離した。
「後悔しても知らんぞ。」
一言そうつぶやくと、元親様は歩いていった。
「〜〜〜〜〜後悔なんてしませんから!!」
後ろから私がそう叫ぶと、元親様は少しだけ振り向いて不適な笑みを浮かべた。
その笑顔に私は少し怖さを感じたが、見て見ぬフリをして部屋へ戻った。
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