拍手文2

□真実は、君への愛
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今月は三成夢です。
またしても駄文で申し訳ありません……!


















「三成様、頼まれていた書物、見つかりました」





日が暮れてしばらくした頃、私は書物を抱えて三成様が執務の際に使っている部屋にやって来た。







「そこに置いておけ」


「はい」






手元の書物に視線を落としたまま、三成様はそう言った。



どうやら、少し機嫌が悪いようだ。雰囲気や口調で、なんとなくそう思った。











「では、失礼します」





私の言葉に、返事はなかった。

そのまま部屋を出て、私は静かな廊下を歩く。























また清正様や正則様とケンカでもしたのかな、と考えていると、後ろからドタドタと足音が聞こえてきた。





「よぅ!どーした?何か悩み事かー?」


「正則様」






足音が近付き、私の隣に誰かが来た、と思うとそれは正則様だった。









「三成様の所へ行ってきたんですが…」


「あー、あいつは陰険で性悪な頭デッカチだからな、近付かないほうがいいぜー」





私の言葉の途中で、正則様は手を頭の後ろで組みながらそう言った。









「そんな事ないですよー」




正則様らしいな、と思い、少し笑ってしまった。







「そんな事あんだよ、マジで!この間だってなぁー」






そう言うと、正則様は三成様との言い争いについてなど、いろいろな話を始めた。


何だかんだ言いながらも、子飼いだけあって一緒にいる事が多いんだなぁと思ったが、口には出さなかった。














「そうだ、正則様、今日も三成様とケンカしました?」








途中から話題が正則様の三成様に対する愚痴に変わってしまったので聞きそびれていたが、三成様の機嫌が悪かったのは、またケンカしたからなのか何なのか、苦笑まじりで正則様に聞いてみた。










「んー?今日は………そうだ、頭デッカチの野郎、無視しやがってよぉ!!」






そこからまた、三成様に関する愚痴が始まった。


















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